日本古来の身体感覚を信じれば、もっと朗らかに生きられる?

  • 文:今泉愛子

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『先祖返りの国へ 日本の身体−文化を読み解く』エバレット・ブラウン/エンゾ・早川 著 晶文社 ¥1,980(税込)

【Penが選んだ、今月の読むべき1冊】

なぜ日本には「手間」「上手」など手にまつわる表現が多いのか。飛脚はなぜ走り続けることができたのか。アメリカ生まれの写真家で、30年以上日本で暮らし、山伏修行者でもあるエバレット・ブラウンと、ロードバイク店を経営し、自ら製作した草鞋のような履物「足半(あしなか)」で箱根旧街道を歩くエンゾ・早川が、日本人古来の身体感覚を語り合う。健康診断の数値ばかり重視する現代人に、身体感覚を信じて朗らかに生きる術を伝授する。



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