現代女性の痛みを突き付ける、韓国発のベストセラー『82年生まれ、キム・ジヨン』を映画化。

  • 文:細谷美香

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仕事を辞め、2歳の娘の育児と家事に追われる1982年生まれのキム・ジヨン。時折、誰かが乗り移ったような言動をするようになり、精神科医の診察を受けるが……。女性の生きづらさや社会からの抑圧を綴り、韓国で130万部以上、日本で20万部以上のベストセラー小説を映画化。誰かの娘、妻、母ではない“私”として生きていくために必要な処方箋はなにか。原作にはないその先も描き出し、未来への提言を投げかける。



『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』が描く、分断される世界に差す一筋の光。

戦争前夜の日本で主人公が知ってしまった、恐ろしい国家機密とは? 『スパイの妻』。

ゲルハルト・リヒターの半生をモデルに、芸術家の覚醒を描く『ある画家の数奇な運命』。

『82年生まれ、キム・ジヨン』
監督/キム・ドヨン
出演/チョン・ユミ、コン・ユほか 2019年 韓国映画
1時間58分 10月9日より新宿ピカデリーほかにて公開。
http://klockworx-asia.com/kimjiyoung1982/