国家と民族を背負わされた、メダリストの苦難を描く『孫基禎 帝国日本の朝...

国家と民族を背負わされた、メダリストの苦難を描く『孫基禎 帝国日本の朝鮮人メダリスト』

文:今泉愛子

『孫基禎 帝国日本の朝鮮人メダリスト』金誠 著 中央公論新社 ¥880(税込)

【Penが選んだ、今月の読むべき1冊】

孫基禎(ソン・ギジョン)は1936年、ベルリン五輪のマラソンで金メダルを獲得した。当時、朝鮮半島は日本の統治下にあり日本の代表として出場したが、東亜日報は孫基禎のユニフォームの日章旗を抹消して掲載。日本政府、朝鮮総督府は彼の監視を始める。日中戦争の学徒志願兵募集時は日本政府に協力せざるを得ず、戦後も微妙な立場が続いた。時の権力に振り回されながらも、民族の誇りを失わなかった男の波乱の生涯を伝えている。



アメリカ核政策の内実とは? 元国防総省勤務の著者が暴く。

歪んだ正義がもたらす、「過激化」のプロセスを解き明かす。

ウイルスで激変した東京を、 写真家・初沢亜利が撮る。

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