パンデミックの最中に、 「地域密着型の小型スーパー」が増殖中
MILAN ミラノ

パンデミックの最中に、 「地域密着型の小型スーパー」が増殖中

文:坂本きよえ(STUDIO SAKAMOTO)

Photographs by Frankie Vaugham

パンデミックによって、ミラノではスーパーマーケットの形態も変わった。これまでは郊外の大きな土地に大規模店舗を構える効率追求型スーパーが一般的だった。だが人の列が常態化し、パスタやトイレットペーパーが姿を消すパニックの後、スーパーは続々と小型店にシフトしたのだ。

床面積は500~800㎡と従来の店より随分小さく、レジの無人化、ロッカーでの商品引き渡しなどウィルス対策も万全。写真の「PAM LOCAL」は、急速に増えたスーパーチェーンのひとつ。地域に合わせた商品のセレクトで、イタリアでは珍しい野菜のパック(右下)なども販売。週に2度、足を運べば不自由なく生活できる、品数も充実した地域密着型のスーパーなのである。

パンデミックの最中に、 「地域密着型の小型スーパー」が増殖中