シェアハウスを充実させる、「コ・リビング」とは?
文:宮田華子

シェアハウスを充実させる、「コ・リビング」とは?

住居は狭いが、公共スペースは広い。各階には大きなワークスペースがあり、オフィスとして機能。掲示板には仕事仲間を募集するメモも。photo: Amandine Alexandra for The Collective Old Oak, London

日本でも定着した感のあるシェアハウス。イギリスでは昔からある暮らし方のひとつだが、昨年4月にオープンした世界最大級のシェアハウス「オールド・オーク」が提唱する「コ・リビング」というライフスタイルに、いま注目が集まっている。 コ・リビングとは建物が共同体として機能し、住人と「住居+α」を共有する暮らし方。全546戸あり、館内にはカフェやスポーツジム、洗濯室などが完備され、定額共益費に光熱費、Wi-Fi、清掃も含まれる。住人の平均年齢は28歳で、過半数がフリーランスで働いている。彼らが考えるメリットは、住居内で働ける便利さだという。部屋の狭さの割に家賃は高いが、「人脈料込み」の値段ということだろう。

部屋はさまざまだが約12㎡で週240 ポンド~(敷金・共益費別)が目安。ホテル感覚で入居でき、都市型生活者に好評。photo: Amandine Alexandra for The Collective Old Oak, London.

外観から規模の大きさがわかる。photo: Amandine Alexandra for The Collective Old Oak, London.

The Collective Old Oak

Nash House, Old Oak Lane, London, NW10 
TEL:020-3826-8492
WILLESDEN JUNCTION 
www.thecollective.co.uk

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