【Penが選んだ、今月の読むべき1冊】
ブックデザインとはなにかというテーマに真正面から取り組んだ一冊。まず古代の粘土板に始まる書籍形態の歴史をたどり、世界的なブックデザイナー3人がインタビューに答えて自作を解説。さらに世界中から厳選した書籍100冊をサイズ、印刷方法、紙、コンセプトに至るまで図版とともに紹介する。色糸を使ったミシン綴じの本や4種類の異なるサイズの紙を使った本など、コンテンツを書籍へと昇華させるさまざまな事例を取り上げ、ブックデザインのリアルな様相を示している。
人類と木との関係を壮大に描く、リチャード・パワーズによるピュリツァー賞受賞作。
読み始めたら止まらない“イヤミス” の女王・真梨幸子の新作『坂の上の赤い屋根』は、いかにして生まれたのか。