高速鉄道の開通で、新リゾート地が人気沸騰。

  • 文:原口純子

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BEIJING北京

高速鉄道の開通で、新リゾート地が人気沸騰。

文:原口純子

北京と張家口を結ぶ「京張高鉄」(ジンチャンガオティエ)は全部で10駅。「太子城」駅周辺にはリゾート村が集中。 photograph by Greg Mei

2022年に北京で開催される冬季オリンピック。屋外競技のメイン会場となる張家口(チャンジャコウ)と北京を結ぶ高速鉄道が、昨年末についに開通した。最速47分で自然豊かなエリアに到着できることになり、週末の過ごし方に変化が生まれている。なかでもウィンタースポーツがトレンド。張家口周辺には「太子城氷雪小鎮」(タイズチョンビンシュエシャオジェン)など多くのリゾート村が建設され、欧米風ロッジに泊まりスキーを楽しむ人が増えている。人工雪が導入され、春先まで長く楽しめるのもポイントだ。これまでごく一部の人向けだったウィンタースポーツの裾野が広がり、北京市内には専門ショップも出現。五輪に向け、盛り上がりが注目される。