近年、ミラノでは小さな劇場が増えつつある。その中でも話題の劇場がここ「ファクトリー32」。その名の通り工場跡を改装したユニークな劇場で、毎月さまざまなプログラムを開催。ダンスの演目もあるので、言葉がわからなくても楽しめる。
この劇場は若手の役者を育てる目的もあり、英語で子どもに演技を教える教室なども開催している。メンバーは「素人役者組合」と呼ばれているが、もちろん内容は本格派。ディレクターのヴァレンティーナ・ペスコットは「かつて劇場は庶民の楽しみでした。映画館に行くように気軽に演劇を楽しんでほしい」と言う。チケットは映画1本の値段と同じ12ユーロ、たまには演劇というのもいかが。