酒飲みの韓国人作家が綴る、食への愛情に満ちたエッセイ『きょうの肴なに食...

酒飲みの韓国人作家が綴る、食への愛情に満ちたエッセイ『きょうの肴なに食べよう?』

文:今泉愛子

『きょうの肴なに食べよう?』クォン・ヨソン 著 丁海玉 訳 KADOKAWA ¥1,650(税込)

【Penが選んだ、今月の読むべき1冊】

無類の酒飲みで韓国の蒸溜酒ソジュを好み、自分の味覚はソジュとともに育ったという韓国人作家による食エッセイ。季節ごとに愛する肴について思い入れたっぷりに綴る。春の朝いちばんにつくる3種類の海苔巻き、舌が痺れるほど辛い夏のビビン麺、秋に木枯らしが吹き始めたら真っ先に食べたい鍋焼きうどん、大きなお玉ですくって飲みたくなる冬のカムジャタン……。忙しくても懐に余裕がなくても、おいしいものを求める気持ちさえあれば、いくらでも楽しめるのだと教えてくれる。



おいしいレストランは、“究極のグルメ本”で探したい。

多国籍タウンへと変貌した、 新大久保のリアルな実態に迫るルポルタージュ

大人として生きるのは大変、韓国には「自分一人食わせていくのも手に余る」という言葉もある。

酒飲みの韓国人作家が綴る、食への愛情に満ちたエッセイ『きょうの肴なに食...