新年こそアート鑑賞! 戦後日本の前衛芸術「もの派」を再発見しましょう。

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    ここ数年、アメリカで日本の戦後美術をフォーカスした展覧会が相次いで開催されています。ニューヨーク近代美術館では300点以上におよぶ戦後日本の前衛美術作品が紹介され、ニューヨークのグッゲンハイム美術館では、1950年代に関西で結成された前衛美術グ ループ「具体美術協会」展が開催されました。とくに60年代後半から70年初頭に出現した「もの派」という前衛芸術運動は、戦後の日本美術における重要なターニングポイントであるといわれています。
    海外で再評価されながら意外に日本で知られていないこの前衛芸術運動「もの派」の展覧会が、東京・港区海岸のタブロイド・ギャラリーで1月7日から行われます。小清水漸、菅木志雄、関根伸夫、高山登、原口典之、吉田克朗ら主要なアーティストたちの、石や木、土、紙、鉄といった素材にほとんど手を加えず人間との関係性を問いた作品を堪能できます。新聞社の印刷工場だった建物をリノベーションしたタブロイド・ギャラリーは1階から3階まで吹き抜けの開放的な空間。正月明けにゆったりとアート鑑賞を愉しんではどうでしょう。(Pen編集部)

    「もの派」展
    1月7日~1月18日
    TABLOID GALLERY
    東京都港区海岸2-6-24
    TEL:03-6435-3173
    開館時間:11時~18時 
    休館日:日、月
    http://www.tabloidgallery.com/