建築も新たに生まれ変わった、市原湖畔美術館に注目です。

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    Photo ©Tadashi Endo

    8月3日、千葉県市原市の「市原湖畔美術館」(旧・水と彫刻の丘)が、リニューアルオープンします。

    注目は生まれ変わった建築。既存のユニークな骨格を生かし、アートウォールという新たな壁をもって美術館を生まれ変わらせたのは、建築ユニットの川口有子+鄭仁愉/有設計室。

    水面をイメージしたロゴマークも、ウェブサイト上ではゆらゆらと動くユニークで愛らしいモノになりました。
    来春には市原市内で「中房総国際芸術祭 いちはらアート×ミックス」も開催され、その中核施設ともなります。

    オープニング記念企画は、「磯辺行久ー環境・イメージ・表現ー」展。
    戦後日本の前衛美術を代表する作家ながら、活動を一度やめて渡米し、エコロジカル・プランニングを学んだ磯辺行久さん。
    画像のドローイングは、バックミンスター・フラーが考案した正三角形の多面体による世界地図「ダイマクション・マップ」上に、地球上の海流を透明チューブで可視化させたもの。
    この作品、幅約8 メートルのダイナミックなものとなるそうで、いまから見るのが楽しみです。館内には、ピッツェリアのレストランも併設。湖を望むロケーションでのんびり過ごすのにもよさそうです。

    まだまだ暑い夏になりそうですが、ドライブを兼ねて出かけてみるのはいかがでしょうか。(Pen編集部)

    市原湖畔美術館
    千葉県市原市不入75-1
    TEL:0436-98-1525

    オープニング記念企画「磯辺行久 −環境・イメージ・表現−」展
    8月3日(土)~11月4日(月・祝)
    開館時間:10時~17時
    休館日:月(祝日は開館、翌日休)
    入館料:¥800
    http://lsm-ichihara.jp/