奥が深い写真集の世界を知る、 twelvebooks主催の「フォトブッ...

奥が深い写真集の世界を知る、 twelvebooks主催の「フォトブック・シンポジウム」に参加してみませんか?

文・及位友美

上:『MAGNUM ANALOG RECOVERY』(LE BAL刊) 500 部限定発行 ¥12,960 左下:『RAVENS / 鴉』深瀬昌久(MACK刊)¥10,800 右下:『TOSHIBA / 東芝』(株式会社東芝人事教育部採用担当)非売品。

好きな写真家のものや、ふとしたきっかけで出合った「写真集」。あなたの本棚にも、お気に入りの一冊があるかもしれません。そんな写真好きの方におすすめのトークイベント「フォトブック・シンポジウム」が、twelvebooks主催で開催されます。

写真評論家、写真史家であり、写真集コレクターとしても知られる金子隆一さんをメインゲストに迎えた、3回連続のシリーズ。1冊の写真集をめぐってプレゼンターのゲストが語り、金子さんとともにディスカッションを行います。各回で取り上げる媒体は、写真表現の豊かさはもちろん、「写真集」としてもユニークなものばかり。

第一回は、今年パリで開催された「マグナム・フォト」アーカイブ展の図録です。本書は、2017年に70周年を迎えた写真家集団「マグナム・フォト」の最初の30年をたどるもの。ロバート・キャパ、アンリ・カルティエ=ブレッソンといった20世紀を代表する写真家の作品群が、バインダー式の製本に綴じられています。写真家たちのメモや手紙などテキストの引用も。

第二回は、今春約30年ぶりに復刻版が刊行された、深瀬昌久の代表作「RAVENS / 鴉」。本作は写真史において、重要な作品群のひとつと捉えられています。ゲストには、同書の復刻に大きな役割を果たした「深瀬昌久アーカイブス」ディレクター、トモ・コスガさんが登壇。

そして第三回は、東芝のリクルート目的の冊子としてつくられた、築地仁とルイス・ボルツによる「TOSHIBA / 東芝」を取り上げます。イベント当日は、一般的な写真集市場では出回ることがなかった貴重な本誌の展示と、全ページのスライドショーが公開されるまたとない機会に。ゲストには、50年以上にわたり写真表現を追求してきた築地仁さんが自ら登壇します。

いよいよ芸術の秋到来の9月、「フォトブック・シンポジウム」に参加してみませんか?

「フォトブック・シンポジウムvol.3:金子隆一」
詳細はウェブサイトから
https://www.vacant.vc/single-post/2017/08/21/Photobook-Symposium-vol3

第一回:MAGNUM ANALOG RECOVERY - これまでのマグナムとこれからのマグナム

日時:2017年9月9日(土)17時~19時(開場16時30分)
会場:VACANT 2F
ゲスト:金子隆一(写真評論家、写真史家、写真集コレクター)、小川潤子(マグナム・フォト東京支社ディレクター)
料金:1,500円(1ドリンク付)or 13,500円(写真集「MAGNUM ANALOG RECOVERY」※12,000円 / 特製トートバッグ付 ※先着50名様 / 1ドリンク付)
ご予約はこちらから http://peatix.com/event/295260

第二回:RAVENS / 鴉 – 鴉の秘密、アーカイブスの謎
日時:2017年9月10日(日)17時~19時(開場16時30分)
会場:VACANT 2F
ゲスト:金子隆一(写真評論家、写真史家、写真集コレクター)、トモ・コスガ(深瀬昌久アーカイブス ディレクター)
料金:1,500円(「RAVENS / 鴉」未収録イメージによるポストカード付 / 1ドリンク付)
ご予約はこちらから http://peatix.com/event/295264

第三回:TOSHIBA / 東芝 – 築地仁とLEWIS BALTZ
日時:2017年9月24日(日)19時~20時30分(開場18時30分)
会場:VACANT 2F
ゲスト:金子隆一(写真評論家、写真史家、写真集コレクター)、築地仁(写真家)
料金:1,500円(1ドリンク付)
ご予約はこちらから http://peatix.com/event/295265

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