アートとサブカルチャーを横断する注目画家、五木田智央のユーモラスで謎め...

アートとサブカルチャーを横断する注目画家、五木田智央のユーモラスで謎めいた作品をのぞいてみよう。

撮影・文:及位友美

アートとサブカルチャーを横断する注目画家、五木田智央のユーモラスで謎めいた作品をのぞいてみよう。

今回の展示作品から。ショーの舞台に立つかのような女性が、挑発的で不敵な笑みを浮かべます。『Come Play with Me』

1990年代後半から雑誌や商業デザインの領域で活躍し、近年は画家として国際的に評価される五木田智央。2017年11月にはニューヨーク、18年1月には香港で個展を開催し、大きな成功を収めました。モノクロのグラデーションが生み出す独特な質感の絵画作品は、見る人の想像力をかき立てます。そんな五木田の新作と近作を中心に構成された個展『PEEKABOO』が、東京オペラシティアートギャラリーで6月24日まで開催されています。

五木田が描くイメージは、60~70年代アメリカのアンダーグラウンドの雑誌や写真からインスピレーションを得たもの。今回の展示作品には、“プロレス、政治、エロ”などスポーツ紙的な感覚で、自身が好きな世界を反映しています。展示室の前半には五木田自らがセレクトした2015~17年の代表作が、後半には18点の新作を中心とした作品群が披露され、これこそ“GOKITA”という世界を余すところなく堪能することができます。

作品を制作している間は、多様なジャンルの音楽を聴いているという五木田。本展タイトルの「PEEKABOO」は、アメリカのジャズシンガー、ローズ・マーフィーの曲に由来しています。日本語では“いないないばあ”を意味するタイトルが、具象と抽象、アートとサブカルチャーなどいくつもの領域を横断し、ユーモラスで謎めいた作風にリンクします。自由な視点や感性で、彼の作品を楽しんでみてください。

アートとサブカルチャーを横断する注目画家、五木田智央のユーモラスで謎めいた作品をのぞいてみよう。

五木田自らがセレクトした2015~17年の代表作が並ぶ展示室。

アートとサブカルチャーを横断する注目画家、五木田智央のユーモラスで謎めいた作品をのぞいてみよう。

2018年の新作。『Sacrifice』(左)、『Pure Love』(右)。

アートとサブカルチャーを横断する注目画家、五木田智央のユーモラスで謎めいた作品をのぞいてみよう。

800点を超える小さなドローイング作品を集めたインスタレーション。3つのシリーズの作品を混ぜて、ひとつの大きなインスタレーションを構成しています。五木田がひとりで3日間かけて展示した大作です。

五木田智央 『PEEKABOO』

開催期間:2018年4月14日(土)~6月24日(日)
開催場所:東京オペラシティアートギャラリー
東京都新宿区西新宿3-20-2
TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
開館時間:11時~19時 (火~木) 11時~20時(金、土)※入館は閉館の30分前まで
休館日:月 ※ただし4月30日は開館
入場料:一般 ¥1,200(税込)
www.operacity.jp/ag/exh208

アートとサブカルチャーを横断する注目画家、五木田智央のユーモラスで謎め...