森山未來と阿部海太郎が参加。ウィズコロナ時代の不穏を描く、日本とイスラ...

森山未來と阿部海太郎が参加。ウィズコロナ時代の不穏を描く、日本とイスラエルの共同制作短編映画『OUTSIDE』が7/22(水)ウェブ公開。

文:Pen編集部

森山未來は2013年、インバル・ピントが振付したミュージカル『100万回生きた猫』で主演を務め、後に文化庁文化交流大使として1年間イスラエルに滞在するなど、同国と縁のある人物だ。© Noam Levinger

イスラエルの作家、エトガル・ケレットがロックダウン中に執筆した短編小説『外』が、駐日イスラエル大使館文化担当官アリエ・ロゼンの声掛けにより、日本とイスラエルのクリエイターたちによって映像化された。このショートフィルムは7月22日(水)14時からスパイラル、彩の国さいたま芸術劇場のウェブサイトで先行公開される。

舞台は、外出制限が解除された街のとある一室。そこで寝そべったり、食事をしたりしているモラン・ミラーと、テレビ画面から国民に向けて外出するよう呼びかけている森山未來。部屋で生活を続けたい市民と、市民を無理やり外に連れ出したい政府の軋轢が、物語を展開させていく。踊り狂うミラーと森山、そして阿部海太郎が手がけるシンプルで怪しげな音楽が、映像に漂う不穏な空気感を奏でているようだ。

同作の原作者であり監督でもあるケレットは、映像作家としても知られており、妻であるシーラ・ゲフェンと共同で監督した映画『ジェリーフィッシュ』では、第60回カンヌ国際映画祭カメラドールを受賞した。

ケレットとともに監督を務めるインバル・ピントは、イスラエルを代表する振付家であり、日本でも数多くの舞台作品で振付や演出を行ってきた。ピントはこの作品で、初めて映画づくりに携わったという。

撮影は日本とイスラエルそれぞれで敢行。両国間での往来ができず、出演者や制作陣が直接会うこともできない状況下で、ビデオ通話などオンラインツールを駆使して行われた。

新型ウイルスの感染拡大で日常が一変したいま、遠く離れた空間をつないでひとつの作品をつくり上げる行為は、今後も波及していくだろう。それにいち早く挑んだ同作は、ウィズコロナ時代に登場した新しいアートのかたちだ。新時代に向けてつくられた作品の全貌を目の当たりにする日が待ち遠しい。

イスラエルを拠点に活動するダンサー、モラン・ミラー。© Lielle Sand

撮影はビデオ通話などオンラインツールを使って行われた。© Noam Levinger

監督を務めた作家のエトガル・ケレット(左)と振付師のインバル・ピント(右)。© Lielle Sand

『OUTSIDE』
監督/エトガル・ケレット、インバル・ピント
出演/森⼭未來、モラン・ミラー
2020年7⽉22⽇(水)14時より下記のウェブサイトにて公開
Spiral Web https://www.spiral.co.jp
彩の国さいたま芸術劇場 https://www.saf.or.jp/arthall/

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