銀座の街で出会う、リサ・ラーソンの温かさ。

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    左、アフリカシリーズの『ライオン』 1964年 右、『トリップ・トラップ・トロール』 1968年
    <font size="1">Collection Bernhard Svensson g-b@bredband.net©Lisa Larson/Thomas Carlgren</font>

    動物たちをモチーフにした温かい作風で知られるスウェーデンの陶芸家リサ・ラーソン。83歳となったいまも精力的に活躍する彼女の作品とライフスタイルを紹介する展覧会『北欧の豊かな時間 リサ・ラーソン展』が、松屋銀座で9月11日から開催されます。
    1931年に生まれた彼女は大学を卒業後、名門の陶芸制作会社・グスタフスベリ社に入社します。まだ23歳だった彼女の才能をデザインコンペで見出したのは、当時同社のアート部門責任者だったスティグ・リンドベリでした。以後26年間で約320種の作品を手がけ、国を代表する作家となったリサは独立して海外でも活躍。素朴で温かみのある作風は、日本をはじめ世界中で愛されています。
    本展はリサ自身が選んだユニークピース約60点と50年代から現在までのプロダクト作品約170点が登場。ずんぐりとしたシルエットが微笑ましいアフリカシリーズの『ライオン』や、ひょうひょうとした表情の猫たち『トリップ・トラップ・トロール』など、眺めていると思わず笑顔がこぼれる楽しい作品ばかりです。
    また、リサのアトリエの再現や制作道具も展示。販売コーナーでは本展のためにつくられた「ハチ公」など限定の作品を販売します。その他、ここでしか手に入らない展覧会限定や先行販売品など約900アイテムのグッズも販売されます。北欧の自然と穏やかな家族に囲まれて制作を続けるリサの優しい世界観を覗いて、ほっと一息つきませんか?

    左、大きな動物園シリーズの『ネコ』1965年 右、『社交的議論』 1968年 いずれもグスタフスベリのプロダクト作品。
    <font size="1">Collection Bernhard Svensson g-b@bredband.net©Lisa Larson/Thomas Carlgren</font>

    夏のアトリエでのリサ・ラーソンさん(2014年6月)。
    <font size="1">Photo: naoko akechi</font>

    展覧会のメインビジュアル。
    <font size="1">Collection Bernhard Svensson g-b@bredband.net©Lisa Larson/Thomas Carlgren</font>

    「北欧の豊かな時間 リサ・ラーソン展」
    9月11日~9月23日

    松屋銀座8階イベントスクエア
    東京都中央区銀座3-6-1
    TEL 03-3567-1211
    開 10時~20時(入場は閉場の30分前まで。最終日は17時閉場)
    入場料 一般¥1,000