ルーヴル美術館の展示を経て、彫刻家・名和晃平が銀座 蔦屋書店で新作を発表&アートブックも同時発売。

  • 文:Pen編集部

Share:

名和晃平の2011年以降の作品を中心に収録したアートブック『MRTAMORPHOSIS(メタモルフォシス)』。蔦屋書店オリジナル作品集として2月4日に発売。光村推古書院 ¥19.440(税込)

彫刻家・名和晃平の展覧会『Throne -Louvre Pyramid-』展が、2019年2月5日から11日まで、GINZA SIX 6階の蔦屋書店内スペース「GINZA ATRIUM」にて開催されます。展覧会タイトルは、今年2月18日までパリ・ルーヴル美術館のガラスのピラミッド内で展示されている黄金の彫刻『Throne』から。空中に浮遊しているようなこの巨大な作品は、実は2017年の銀座 蔦屋書店のオープニング時に名和が制作した高さ140㎝ほどの作品『Throne(g/p_boy)』を発展させてつくられました。今回の展覧会では、ルーヴルでの記録映像を上映するとともに、『Throne』シリーズの新作エディションが披露されます。

さらに、2011年以降に発表した作品を中心に、名和の活動や評論テキストを収録したアートブック『METAMORPHOSIS(メタモルフォシス)』が2月4日に発売。昨年発表した新作『Biomatrix』をカバー写真に用いた本書は、収録作品150点以上、全336ページものボリュームとなっています。会場では、数量限定でマルチプル作品とセットになった特装版も刊行されます。

過剰な装飾をもって江戸末期に発達した「山車(だし)」を21世紀に蘇らせたら、というイメージから生まれた『Throne』。これまでのシリーズを経て、今回発表される新作エディションはどのような進化を遂げているのでしょうか。ぜひ、銀座 蔦屋書店に足を運んでその最新形をご覧ください。

今年1月までルーヴル美術館のピラミッド内に展示されていた『Throne』。「空中に浮かぶ21世紀の山車」をイメージした本作は、中央に誰も座っていない小さな玉座(Throne)が見られる。
『Throne』 2018年 ミクストメディア 1040×480×330㎝ photo: Nobutada OMOTE | SANDWICH © Pyramide du Louvre, arch. I. M. Pei, musée du Louvre

名和晃平は2018年のPenクリエイター・アワード受賞者のひとり。photo: Nobutada OMOTE | SANDWICH

『Throne -Lovre Pyramid-』展
開催期間:2019年2月5日(火)〜2019年2月11日(月)
開催場所:GINZA ATRIUM(銀座 蔦屋書店内イベントスペース)
東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 6F
TEL:03-3575-7755
開館時間:10時〜22時30分
入場無料
※開催期間は変更の可能性あり