里山でアートを堪能!「大地の芸術祭の里 越後妻有2017夏」の見どころとは?

  • 文:及位友美

Share:

「まつのやま映画館 夏」。ディナービュッフェ付きの映画上映会。地元食材のここでしか味わえない料理と、総合ディレクター・北川フラムが選ぶ食の映画を上映します。会場:三省ハウス。日時:8月19日(土)17:00開場、17:30開演。(photo Ayumi Yanagi)

3年に1度、新潟の里山を舞台に開催される「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」。2000年からスタートし、全国からアートファンが訪れる国際芸術祭です。2018年の芸術祭開催に向け、越後妻有では季節ごとに「春・夏・秋・冬」と題し、2週間ほどの集中期間で企画展やイベントを実施しています。8月5日からスタートする「越後妻有2017夏」の見どころをご紹介しましょう。

大地の芸術祭総合ディレクター・北川フラム氏がお届けする「まつのやま映画館 夏」では、おいしい食卓を囲みながら食の映画が楽しめます。上映する映画は『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』。ディナーを手がけるのは、六本木のミシュランレストラン「Jean-Georges Tokyo」のシェフ・ド・キュイジーヌ米澤文雄氏です。地元・松之山エリアの豊かな食材をふんだんに使ったビュッフェ式ディナーが振る舞われる、ぜいたくな夏の夕べ(要予約、8月19日(土))。

そして見逃せない展示や、夜のイベントをピンポイントで楽しみたい方におススメなのが「越後妻有を味わう夏のおもてなしツアー」です。日中は集落に残る伝統芸能とアート作品を鑑賞し、夜はナイトミュージアムや盆踊り、上記のディナー付き映画上映会などが含まれる3コースを実施。申込み〆切が迫っているものもあるのでご予約はお早目に(要予約、ツアー日程:8月5日(土)、12日(土)、19日(土))。

イベントやツアー以外にも、もちろん夏会期限定の空家・廃校作品の公開や、大地の芸術祭2018の新作先行公開の第2弾もあり。また8月5日には、大地の芸術祭2018プレ企画として、今夏Reborn-Art Festivalを初開催する小林武史氏のアコースティックライブやトークイベントが、まつだい「農舞台」で開催されます。

里山の豊かな自然のなかでアート作品を堪能できる、この夏のプログラムにご期待ください!

キナーレの池が、アートと水遊びを体験する「水あそび博覧会」の会場に! 会場:越後妻有里山現代美術館[キナーレ] 会期:7月22日(土)~9月3日(日)(Photo Osamu Nakamura)

2018年「大地の芸術祭」新作・レアンドロ・エルリッヒ『Lost Winter』がバージョンアップ。さらにユニークなプログラムが追加されます。会場:三省ハウス 会期:8月5日(土)~8月20日(日)(Photo Osamu Nakamura)

「大地の芸術祭」の里 越後妻有2017夏
開催期間:8月5日(土)〜8月20日(日)
開催場所:新潟県十日町市・津南町
入場料:共通チケット一般2,000円
http://www.echigo-tsumari.jp/calendar/event_2017_summer

まつのやま映画館 夏
開催日時:8月19日(土)17:00開場、17:30開演
開催場所:三省ハウス 新潟県十日町市松之山小谷327 
http://www.echigo-tsumari.jp/calendar/event_20170819_02

【1泊2日】越後妻有を味わう夏のおもてなしツアー
日程:8月5日(土)、12日(土)、19日(土)
http://www.echigo-tsumari.jp/tour/