最古の日本人ポートレートも公開、我が国の写真の原点を探る。

  • 文:赤坂英人

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下岡蓮杖『(相撲)』1868~71年頃 東京都写真美術館蔵

【Penが選んだ、今月のアート】

18世紀末に欧州で発明された「写真」が日本に初輸入された幕末期。撮影は一大事で、写真は貴重なモノだった。こうした日本における初期写真史をペリー来航時に撮影された写真(現存する、日本人を撮った最古の肖像写真)などを交えて紹介。鵜飼玉川、下岡蓮杖ら関東の写真家が撮影した幕末明治期の写真群を一堂に集め、日本の写真文化をひも解く。



写真家・瀬戸正人『記憶の地図』展がスタート

石岡瑛子のレトロスペクティブで、果敢に挑んだ“感情のデザイン”に圧倒される。

全作品、日本初公開。草間彌生『我々の見たこともない幻想の幻とはこの素晴らしさである』で、進行形の創作を見る。



『日本初期写真史 関東編 幕末明治を撮る』
開催期間:2020年12月1日(火)~2021年1年24日(日)
会場:東京都写真美術館 
TEL:03-3280-0099
開館時間:10時~18時 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月(1/11は開館)、12/29~1/1、1/12 
料金:一般¥700(税込)
www.topmuseum.jp
※臨時休館や展覧会会期の変更、また入場制限などが行われる場合があります。事前にお確かめください。