毛を剃りすっきりさせた状態でフラッシュ照射面を肌に触れさせる。正しいポジションになった時にフラッシュが光る仕組みだ。しっかりと平均的に押し当てないと照射されないが、コツはすぐにつかめるだろう。2021年6月10日(木)販売開始予定、600着限定。「ワンマイルウェア Wonder Plants」15,400円(税込)/サイデン
それでは実際に使ってみよう。まず下準備としてケアする箇所の毛を剃る。目に見える毛をなくさないと火傷する可能性があるから気をつけたい。製品をコンセントに差し込むとファンが回り出し、照射口のスキントーンセンサーが青く光り出す。この製品に電源のオンオフスイッチはない。この状態で手に持ち、肌に均等に密着させるとセンサーが肌色を感知して、本体横のパワーバーのライトが点灯。出力量が自動的にプリセットされる。
これでいよいよトリートメント開始だ。肌に押し当てた状態で上部のアクティベーションボタンを押すと、光のフラッシュが瞬間的に放射される。カメラのストロボのように強い光なので、脱毛初体験の人は驚くかもしれない。一度のフラッシュでその箇所の処理が終了するので、平行にスライドさせて次のパートに移動し、また同じ行為を行う。何度も照射を繰り返しても効果がないので、肌へのダメージを減らすためにも一度限りにしよう。慣れれば両腕と両足で10分ほどで作業が終了する。
このプロセスを週一度行うだけで、1カ月ほどで毛の生えるスピードが遅くなってくる。3カ月もすると約92%(※)の人が効果を実感するようになる。毛が生え変わるサイクルは一本一本がバラバラなので全体のケアを終えるには数カ月必要だが、その後は伸びた毛が気になった時に、スムーズスキン ピュアを使うだけで状態を維持できる。
※サイデン社調べ
本体上部にある2個のボタンのうちロゴマークがついたボタンが動作用の「アクティベーションボタン」。一度押すと一回照射され、押し続けると連続して動作する。その下の小さなボタンがモード切り替え用の「モードスイッチ」。
ただしスムーズスキン ピュアを使えない身体の部位もある。まず、ヒゲは毛が太すぎるのでNGだ。髪の毛も同様で、眉毛など目の周辺も危険なので厳禁。粘膜などデリケートな箇所や怪我がある箇所も使えない。ホクロの黒さにも光が反応してしまうので気をつけよう。日焼け後のダメージのある肌も要注意だ。
照射時に感じるチクッとした刺激または温かさは、レーザー式より弱いとはいえ家庭用光脱毛器でも起きる現象だ。軽い痛みを伴う人もいるのでその点にも留意しておこう。
ガジェット類と並べても違和感がないほど洗練されたデザイン。イギリス国内で製造され、持ち運びに便利な大きさだ。本体重量は約250gの手が疲れない重さで、サイデン社によるテストによれば100万回もの照射を行える性能だという。
コロナ禍による外出自粛でクリニックやサロンに行きにくい生活が続くいま、家で好きな時間にケアできる家庭用光脱毛器への注目は増している。いまこそ男性も女性に負けじとこのデバイスにトライしてみてはいかがだろうか。
クロップドパンツから覗く足首部分、ボタンを開けたシャツからチラ見えする胸毛、指輪に絡みがちな指毛といった箇所をピンポイントでケアするだけでも生活が快適になる。髪を切りヒゲを剃る行為と、体毛のケアとに本質的な違いはないのだ。
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肌と、暮らしと、スムーズスキンのいい関係。/madameFIGARO.jp