早逝の画家ふたりが、ブローニュの森に。
PARIS パリ

早逝の画家ふたりが、ブローニュの森に。

文: 髙田昌枝

オーストリアの画家、シーレの21歳頃の作品。『孔雀柄のベストを着た自画像』1911年

1910年代のウィーン。80年代のニューヨーク。時代や国が違いこそすれ、ともに28歳で世を去ったエゴン・シーレとジャン=ミシェル・バスキア。20世紀を代表するアーティストとして、わずか10年ほどの間に強烈な作品で歴史に名を残したこのふたりの展覧会が、10月3日よりフォンダシオンルイ・ヴィトンで開催される。
シーレの展示は地上階の4つの展示室で行い、120作品が並ぶ。この規模のシーレの展示はパリでは25年ぶりだ。バスキアの展示も、4フロア2500㎡にわたる大規模なもの。大作『ヘッド』で幕を開け、ジャズやアンディ・ウォーホルとのつながりなどテーマを交えながら時系列で展開する。この秋最大の話題を呼びそうだ。

バスキアの21歳の頃の作品。高さ2m近い大作。『無題』1981年 © Estate of Jean-Michel Basquiat. Licensed by Artestar, New York.Photo : Courtesy of Douglas M. Parker Studio, Los Angeles

Fondation Louis Vuitton

8, avenue du Mahatma Gandhi, Bois de Boulogne, 75116 Paris 
TEL:01-40-69-96-00 
開館時間:11時〜20時(月、水、木) 11時〜21時(金) 9時〜21時(土、日) ※第1金曜は23時まで 
休館日:火、12/25、1 /1 
料金:16ユーロ
www.fondationlouisvuitton.fr
※10/3〜2019/1/14まで開催

早逝の画家ふたりが、ブローニュの森に。