ホックニーへの、ゴッホの影響が明らかに。
AMSTERDAM アムステルダム

ホックニーへの、ゴッホの影響が明らかに。

文:ユイ キヨミ

ホックニー作『メイ・ブロッサム・オン・ザ・ローマン・ロード』(2009年、約1.9×4.9ⅿ)は同展の目玉のひとつ。ホックニーの出身地であるイギリス、ヨークシャーの風景。© David Hockney, Foto: Richard Schmidt

存命作家として史上最高の落札額を記録し、最も影響力のある芸術家のひとりとされるデイヴィッド・ホックニー(1937年生まれ)。この現代の巨匠とゴッホの共通点を探る特別展『ホックニー=ファン・ゴッホ:ザ・ジョイ・オブ・ネイチャー』が、ゴッホ美術館で開催中だ。ゴッホから多大な影響を受けたホックニーの風景画を約50点展示。3.66×9.75ⅿの油彩画の大作から、iPadで描かれた絵画、大型スクリーンを9枚つなげて映した特殊撮影による四季の風景映像など、迫力ある作品が並ぶ。会場の各所にはゴッホの作品も展示され、その大胆な構図や鮮やかな色彩など、風景画の中で独自の表現方法を深めた両者の作品を比較しながら鑑賞できる。

Van Gogh Museum

Museumplein 6, 1071 DJ Amsterdam
最寄り駅:VANBAERLESTRAAT
TEL:020-5705-5200
開館時間:9時~18時(金曜は21時まで) ※入場は閉館の30分前まで
会期中無休
料金:一般19ユーロ
※開催中~5/26、入場券はウェブで要予約
www.vangoghmuseum.nl

ホックニーへの、ゴッホの影響が明らかに。