ハイテク音響でオペラ!? 国立歌劇場が再始動。
河内秀子 ライター

ハイテク音響でオペラ!? 国立歌劇場が再始動。

約4億ユーロの費用をかけて完成。ベルリンの建築チーム「hg merz」が手がけた。音響効果を高めた結果、客席が広くなり全1356席に。©Gordon Welters

1743年にプロイセン王家の宮廷歌劇場としてつくられた「ベルリン国立歌劇場」。2009年から大規模な改装工事が始まり、長らくクローズしていたが、ようやく完成。コンサートも再開された。 

建設当初は欧州最大の歌劇場として知られ、数々の名曲の初演が行われた伝説の場所。しかし第2次世界大戦時に大部分が破壊され、1950年代に再建されたが、老朽化が指摘されていた。今回の改装の肝は最新の音響システム。天井を4m高くして特殊セラミック製の格子状ユニットをはめ込み、温かみのある音を実現した。その効果は、劇場の音楽総監督を務める指揮者のダニエル・バレンボイムも大絶賛するほど。連日満席が続いている。

歴史的建築をそのまま活かした外観。photograph by Gianni Plescia

格子状の音響システム。座席の上部か ら天井に続く壁を、ぐるりと囲んでいる。photograph by Gianni Plescia

Staatsoper

Unter den Linden 7, 10117 Berlin 
TEL:030-20354555 
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www.staatsoper-berlin.de

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