故宮近くに誕生した、巨大アートセンター

  • 文:原口純子

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BEIJING北京

故宮近くに誕生した、巨大アートセンター

文:原口純子

延べ面積56000㎡もの大型施設。設計はオーレ・シェーレンで、レンガを模したガラスパネルや丸窓を配した外装が特徴的。photograph by Greg Mei

世界のアート市場でチャイナマネーは影響力を増すばかりだが、そのパワーを象徴するような新名所が北京の中心部に誕生した。書画骨董などを中心とする高額オークションの開催で知られる「嘉徳文化集団」の総本部、「嘉徳芸術中心(ガーディアン・アートセンター)」だ。ドイツの若手建築家、オーレ・シェーレンによる設計で、故宮に近い北京の一等地でひと際目を引いている。オークションが開催されるホールのほか、ホテルや、一般公開される展示ホールも複数備え、古典から現代アートまで幅広い展覧会が開催される。豪華なアートブックが集積されたカフェも一見の価値あり。アートと富が密接にリンクする大陸アート事情の視察には絶好のスペースだ。

嘉德芸術中心

北京市王府井大街1号
最寄り駅:東四
TEL:010-8592-8266
※店や施設によって営業・開場時間、休みは異なる
www.cguardianart.com