多彩な手法で境界を曖昧にする、千葉正也の大胆不敵でスリリングな創作。

多彩な手法で境界を曖昧にする、千葉正也の大胆不敵でスリリングな創作。

文:川上典李子

千葉正也『平和な村』2019-2020年 東京国立近代美術館蔵 © Masaya Chiba / courtesy of ShugoArts

【Penが選んだ、今月のアート】

1980年生まれの画家、千葉正也。古今東西の絵画のスタイルを継承しつつも、絵画と彫刻、2次元と3次元の境界線に独自のアプローチで向き合い、既存の枠組みを曖昧にする。他者の顔に千葉の自画像を描く「自画像」シリーズなど、主客が入り混じる作品も面白い。多彩な手法でアートの枠組みに刺激を及ぼす表現活動にぜひ注目したい。



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『千葉正也個展』
開催期間:1/16~3/21
会場:東京オペラシティアートギャラリー
TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間:11時~19時 ※入場は閉館の30分前まで
休館日:月、2/14
料金:一般¥1,200(税込)
www.operacity.jp/ag
※臨時休館や展覧会会期の変更、また入場制限などが行われる場合があります。事前にお確かめください。

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