美しく毒も含んだ問題提起を内包する、米谷健+ジュリアの意欲作。

  • 文:川上典李子

Share:

展示風景 Courtesy of the Kadokawa Culture Museum

【Penが選んだ、今月のアート】

原発保有国の名が付けられ妖しく光るウラン・ガラスのシャンデリアや、食の安全性への疑念が込められた晩餐風景のインスタレーションなど、社会に対する辛辣なメッセージが冴えわたる米谷健+ジュリア。その世界観を堪能できる日本初の大型個展だ。人と共生する社会の崩壊を表現した最新作もまた、さまざまな問いをもたらす。



サントリー美術館で開催中、国や時代を超えて開花した6つの美の物語。

ピカソやウォーホル、リヒターにベーコン。休館前の横浜美術館で20世紀の西洋美術をたどる。

未完の下絵でこそわかる、 河鍋暁斎の圧倒的筆力と反骨精神。

『米谷健+ジュリア展 だから私は救われたい』
開催期間:2020年11/6~2021年3/7
会場:角川武蔵野ミュージアム
TEL:0570-017-396
開館時間:10時~18時(金曜、土曜は20時まで) ※入館は閉館の30分前まで
休館日:第1・第3・第5火曜(祝日の場合は開館、翌日休み)
料金:一般¥1,200(税込) ※日時指定予約制
https://kadcul.com
※臨時休館や展覧会会期の変更、また入場制限などが行われる場合があります。事前にお確かめください。