
増補決定版
みんなのスヌーピー
¥1000(税別)
50年に渡り世界中から愛されてきたスヌーピーをはじめ、個性豊かなキャラクターが登場する「ピーナッツ」。その魅力を、各界のファンの声を通して徹底解剖します。「ピーナッツ」の世界に魅了された著名人たちのインタビューや対談、さらに絵本作家の荒井良二さんの描き下ろしトリビュートミニ絵本も登場します。
2年半の期間限定でオープンした六本木のスヌーピーミュージアムもいよいよ9月まで。最後の企画展「ともだちは、みんな、ここにいる。」のクリエイティブ チームによる公開ミーティングもリポートします。さまざまな角度からその奥深い世界をひもといた、スヌーピーの魅力が詰まった1冊です。
※本誌は、『Pen』2016年2月15日号「みんなのスヌーピー」特集に新規記事を追加し、再構成したものです。
※3/30(金)発売です。
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個性豊かなキャラクターが登場する「ピーナッツ」は、子どもたちの何気ない日常を描きながらも、人間の真理を突いたストーリーで大人たちをも魅了してきました。さまざまな角度から「ピーナッツ」の奥深い世界へとご案内します。 -
2016年に期間限定でオープンしたスヌーピーミュージアムは、4月からいよいよ最終の企画展が始まります。細部まで趣向を凝らした内装は展示ごとにがらりと変わるため、何度行っても楽しめます。初めての人も、リピーターもぜひ足を運んでみてください。クリエイティブチームが公開で行ったミーティングもドキュメントします。 -
原作者のチャールズ・M・シュルツが暮らしたカリフォルニア州サンタローザを訪ねました。最寄りのソノマカウンティ空港にはシュルツの名前が冠されていて、スヌーピーと仲間たちがお出迎えしてくれました。シュルツが愛した町を巡ると、いたるところに「ピーナッツ」の足跡が残っています。 -
大人になって「ピーナッツ」を読み返すと、チャーリー・ブラウンやルーシーたちの歯に衣着せぬ会話が真理を突いていて、ドキリとさせられます。イラストレーターの平澤まりこさんと、俳優で彫刻家の片桐仁さんが、「ピーナッツ」との出合いや大人が惹かれる理由を語り合いました。ともにクリエイターの2人が見た「ピーナッツ」とは? -
原作者のシュルツは、アニメーションの制作にも力を注ぎました。妥協はしない性格ですから、子どもたちの声を大人が演じるのはNG。役に合う子どもたちを必死で集めたそうです。初のアニメは音楽も話題になるなど、アメリカで大ヒットを記録。その他、最新の3Dアニメやフランス制作のショートアニメもご紹介します。
目次
みんなのスヌーピー
今こそ行きたい、スヌーピーミュージアム
スヌーピーの故郷、サンタローザへようこそ。
チャールズ・M・シュルツが、心から愛した場所。
”スパーキー”に愛され、愛し続ける人々。
「ピーナッツ」のすべてがわかる、ミュージアムへ。
対談:片桐仁(俳優・彫刻家)×平澤まりこ(イラストレーター・エッセイスト)
私たちを育ててくれた「ピーナッツ」の魅力。
最強コレクターに聞く、共感を集める理由。
知られざる原点に、名作の萌芽を見つける。
スヌーピーの絵は、こうやって変化してきた。
躍動する線を、原寸サイズで体感しよう。
ニュース誌の顔にもなった、カバー“ドッグ”
思いを受け継ぎ、生き続けるキャラクター
ピーナッツの世界観を守る、エディターの仕事。
ノリタケと探る、名匠シュルツの描く「線」。
描き続けて50年、「ピーナッツ」をたどる。
チャーリー・ブラウンと仲間たち、人物相関図。
シュルツが力を注いだ、アニメーションとは。
フランス発、ショートアニメーションも見逃せない!
赤い屋根の小屋の中は、いったいどうなってる?
私のお気に入りの、「ピーナッツ」の仲間たち。
山口裕子(ハローキティデザイナー)/山﨑康晃(横浜DeNAベイスターズ投手)
福田里香(お菓子研究家)/酒井景都(アーティスト・モデル・デザイナー)
長嶋有(小説家・俳人)
マニアならずとも興奮必至の、新たな聖地。
描き下ろしトリビュートミニ絵本/荒井良二 作・画
Happeanuts
酒脱な線ですべてを伝える、カッコよさ。
3つのテーマで読み解く、シュルツの視点。
宇宙/月に着陸したビーグル犬は、宇宙開発のシンボルに。
音楽/ジャズからベートーヴェン、人々の心をつかむ音楽の秘密。
言葉/子供たちの言葉の数々が、大人の心を刺激する。
かわいくて粋な、愛すべき「ピーナッツ」グッズ
50周年のイベントもアプリも、楽しみたい!
※本誌はPen 2016年2月15日号(No.399)『みんなのスヌーピー』に掲載された記事に新たな記事を加え、再編集したものです。