No.387

いま読みたい、日本のマンガ


いま読みたい、日本のマンガ

2015年 08月01日号 No.387 ¥602(税抜)

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デジタル版

日本で独自に発展し、国内外の人々を魅了しつづけ、いまや世界共通の言葉にまで発展した「マンガ」。デジタルメディアへの移行という過渡期にはあるが、紙という限られたメディアに躍る、登場人物や背景、台詞などが生む無限の物語に人々は笑い、感動し、学びを得る。
この特集では、現在連載中の作品を中心に、時代を映し出す注目のマンガ100作を紹介。大胆な設定や考察をもとに歴史を描く『大奥』『キングダム』、マンガ大賞にも選ばれた感動作『かくかくしかじか』、情報が開示されぬ施設を描きだす『いちえふ福島第一原子力発電所労働記』、男の粋を描く『昭和元禄落語心中』、そして同性婚という新たな家族に迫る『弟の夫』。これら話題作を紡ぎだす作家たちへの取材から、ストーリーの背景を追った。
また、『少年ジャンプ』の新たな試みや、800年におよび発達してきた日本マンガ史、作画や編集、デザインといった制作の裏側まで、ボリューム満点の78ページにわたり、徹底取材。この週末、この夏休み、思わずページをめくる手が止まらなくなる、いま必読のマンガを届けます。

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  • 7月15日発売の最新号は「いま読みたい、日本のマンガ」と題して、現在連載中の作品を中心に100作品を紹介していきます。 特集の最初を飾るのは、『岳』のヒットも記憶に新しい石塚真一さんの『BLUE GIANT』。特集内では、石塚さんをはじめ、『大奥』のよしながふみさん、『かくかくしかじか』の東村アキコさん、『弟の夫』の田亀源五郎さん、さらに山下和美さん、竜田一人さん、雲田はるこさん、浅野いにおさんら、数々の作家へ取材、作品について語ってもらいました。
  • 巻頭では、秋に新作『バクマン。』の公開を控える大根仁監督とともに、少年マンガの魅力を探ります。だれもが子どものころにマンガに熱中した時期がありますよね? さて、大根さんが最初にハマったマンガはいったいなんなのでしょう。そして、多くの元少年たちが熱中した(いまもしている?)『少年ジャンプ』編集部にインタビュー。『ワンピース』がギネス記録に認定されるなど、連載中の作品も見逃せませんが、オトナになったいま、読み返したい名作を楽しめるデジタルアプリに迫りました。
  • 今号の表紙を飾るのが、ヤングジャンプ連載中の超人気作『キングダム』! 迫力ある絵と骨太のストーリーで、秦の始皇帝による中華統一を描く歴史作です。取材直前に放映されたテレビ番組「アメトーーク」でも「キングダム芸人」として取り上げられ、書店から38巻すべてが姿を消したほど。そう、この作品一度読み始めると止まらなくなるんです。連載はついに中華統一のスタートラインにたったところ。原先生へのインタビューとともに、あらためて「キングダム」の魅力を探ります。
  • 昨今、マンガ界における人気ジャンルのひとつが「食」。ここではお菓子研究家の福田里香さんに、おすすめの食マンガ10作を選んでいただきました。フード理論を展開する福田さんならではの視点に、取材中にも何度うならされたことか。最初の一作目は『進撃の巨人』……ということで、はじめから一筋縄ではいかない「食マンガ案内」。もちろん、おもわず空腹になってしまう作品も多数紹介します。空腹時に読むのはあまりおススメできない、食とマンガのおいしい関係。必読ページです。
  • さて、書店でマンガを選ぶ時、その決め手となるのはなんでしょうか。ここでは、読者とマンガの出会いを生む「表紙」をはじめ、マンガそのものをデザインするデザイナー、名和田耕平さんに取材をしました。書店では中身まで読むことが難しいいま、マンガの“ブックデザイン”には、ストーリーやキャラクターの魅力を端的に伝えることが求められています。現在ドラマ放映中の『ラーメン大好き小泉さん』など、話題作を数々手がける名和田さん。そのデザインプロセスに迫りました。
  • マンガにまつわるグッズも、多数取り揃えました。今秋からテレビアニメ『おそ松さん』として、オトナになって帰ってくる『おそ松くん』をはじめ、美しくなれる『ジョジョの奇妙な冒険』『進撃の巨人』のフェイスマスク、『ガラスの仮面』の速水社長によるとあるシーンが使われた皿、そしてドラえもんの空飛ぶ機械(といえば、アレです)など、ユニークなアイテム多数。オトナも満足の本気アイテムから、プレゼントにぴったりな驚きのものまで。本気のマンガグッズ、ぜひご覧ください。

目次

いま読みたい、日本のマンガ

あの頃の僕を夢中にした、追憶の少年マンガ
 大根 仁〈映画監督/演出家〉
友情、努力、勝利が結集した、『バクマン。』の魅力。
『少年ジャンプ+』編集者が語る、紙のジャンプとの共存。
マンガの可能性を広げる、骨太の3作品。
 01 奇想天外な設定が生む、普遍的な人間ドラマ
 『大奥』 よしながふみ・作 (2004年~ 白泉社)
 02 恩師への思いがあふれだす、赤裸々な自伝。
 『かくかくしかじか』 東村アキコ・作 (2012~15年 集英社)
 03 閉ざされた世界の先にある、「あの世」とは?
 『ランド』 山下和美・作 (2014年~ 講談社)
時代を映す注目作を、5つの視点で読む。
《HISTORY 歴史》 わずか1行が膨らむ、大胆不敵な中国史。
 『キングダム』 原 泰久・作 (2006年~ 集英社)
《REPORTAGE ルポ》 自らの目で見た真実を描く、圧巻のルポ
 『いちえふ 福島第一原子力発電所労働記』 竜田一人・作 (2013年~ 講談社)
《FAMILY 家族》 時代を見据え、「家族」を問い直す話題作。
 『弟の夫』 田亀源五郎・作 (2014年~ 双葉社)
《MUSIC 音楽》 紙面から湧き出す、ジャズと青春の「熱」。
 『BLUE GIANT』 石塚真一・作 (2013年~ 小学館)
《CULTURE 文化》 落語に憑かれた男たちの、粋を描き出す。
 『昭和元禄落語心中』 雲田はるこ・作 (2010年~ 講談社)

物語を深める、食とマンガのおいしい関係。
 推薦人 福田里香〈お菓子研究家〉
建築家・谷尻誠をつくった、『ツルモク独身寮』。
日本のマンガ史800年を、年表で振り返る。
『重版出来!』で読み解く、制作の現場とは。
変化を厭わず表現の先に挑む、浅野いにお。
『ヤングジャンプ』若き編集者の1週間を追う。
マンガの“顔”は、いかにしてデザインされるか。
 名和田耕平〈アートディレクター/デザイナー〉
座談会 書店員が選ぶ、いま面白いマンガ・売りたいマンガ
大人のためのコミカルなグッズ、揃えました。

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