元ラグビー日本代表・大畑大介が語る、大人が乗るべきスポーツセダンの条件とは。

  • 写真・ムービー:岡村昌宏(CROSSOVER)
  • 文:和田達彦
  • ヘア&メイク:岡野禎公(ushiwakamaru)
  • ムービー:bueno

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今夏、SUBARUから登場したWRX S4。内外装に加え、足まわりや先進の安全装備「アイサイト」が大幅にアップグレードされた新型スポーツセダンに、かつてラグビー日本代表として活躍した大畑大介さんが試乗し、その魅力を語りました。大畑さんが実際に試乗コースを走っている映像を収めた、スペシャルムービーも必見です。

●大畑大介(スポーツキャスター、元ラグビー日本代表)。1975年大阪府生まれ。ラグビー日本代表としてワールドカップに2度出場。代表試合トライ数の世界記録をもつ。引退後はラグビーの普及活動に努める一方、TVやラジオで活躍中。昨年、日本人ふたり目のワールドラグビー殿堂入りを果たした。

「ひとりでいる時間が好きなんです。クルマの中は、ひとりになっていろいろなことを考えるには絶好の空間。特に現役時代は練習にも自分で運転して行きましたし、ほぼ毎日クルマに乗っていましたね」と語る、元ラグビー日本代表の大畑大介さん。引退したいまでも、よほど遠方でないかぎり、できるだけクルマで移動しているそうです。家族ができてからは、自分のためだけでなく、家族も楽しめる空間ということも意識するようになったそうですが、基本的にハンドルを握るのは大畑さん。「あまり他の人が運転するクルマに乗りたくない性分なんです。自分のリズムで、というのがいいですね」とのこと。数々のトライを自らの手で決めてきた彼らしいコメントで、大人が乗るべきスポーツセダンについて語ってくれました。

スポーティさとエレガンスが融合した、流麗なエクステリア

「クルマはルックスも重要。特に自分がそのクルマに乗った時にどう見えるか、ということを意識します」と大畑さんは語る。

SUBARU WRX S4は、大人の上質なライフスタイルを愉しむためのスポーツセダン。精悍なフロントマスク、そしてそこから流れるようにリアへ導かれるボディラインには、スポーティさとエレガンスが融合しています。「クルマの見た目について、決まった好みはないんです。まわりに影響されることはほとんどなくて、見て感覚的にいいと思うかどうか、その時の自分の気持ちを大事にしています」と言う大畑さん。SUBARUのクルマに対して「クルマ好きな人が乗る、走りにこだわったスポーティなクルマ」という印象をもっていたそうですが、WRX S4を見てそのイメージが少し変わったようです。
「ただスポーティなだけではなく、上品さが感じられますね」

SUBARUのエンブレムから、左右のヘッドライトへとつながるラインが印象的なフロントマスク。

WRX S4のエクステリアでまず目を惹かれるのは、なんといってもフロントマスクでしょう。LEDヘッドライト、グリル、バンパー、そしてフォグランプカバーのデザインが一新されたことで、その精悍さにいっそうの磨きがかかりました。グリルは上下幅が狭くなり、シャープな印象に。その一方で、ボディと同色だったバンパー中央下部をブラックにし、開口部と一体化して見えるようなデザインで、迫力がもたらされています。その左右にあるフォグランプカバーも、フロントマスクの精悍さを際立たせています。また中に収めたフォグランプは、新しくLEDが採用されています。

最上位モデルの2.0GT-S EyeSightは、ダークガンメタリック塗装の18インチアルミホイールを装備する。

後方にスリットが入った個性的な造形のフロントフェンダー内に収まるのは、スポーティなガンメタリック塗装のアルミホイール。精悍さを増したフロントマスクに合わせて、WRX S4はフェンダーおよびホイールのデザインも新しいものが採用されています。2.0GT EyeSightのホイールは、2種類のスポークを組み合わせ、躍動感を演出。そして2.0GT-S EyeSightのホイールは、伸びやかなスポークデザインが走りのポテンシャルを演出します。こちらは黒に近いダークガンメタリック塗装が施されていて、エクステリアにより引き締まった印象を与えています。

目にするたび、触れるたびに感じるインテリアの上質さ。

「黒い革に赤いステッチのハンドルやシートがいい。こういう細かい仕様にもスポーティさが感じられます」と語る大畑さん。

現役時代、スパイクシューズの色を他の選手と変えるなど、自分だけのちょっとしたこだわりをもっていたと言う大畑さん。ステアリングやシート、スイッチ類など身体に触れる部分は、クルマを愛用のツールとして感じられる重要な要素です。
「クルマのインテリアに求めるのは居心地のよさですが、ディテールのデザインに個性やこだわりがあると、それをいっそう強く感じられて嬉しいですね」
WRX S4は本物を追求すべく、インテリアも新しいデザインが採用され、質感が大きく向上しています。シートに座りステアリングを握った大畑さんも、その上質さに好感をもったようです。

視認性を高めた計器類、ピアノブラックを配したセンターコンソールやドアのパネル部分の仕様など、インテリアの質感も向上した。

WRX S4は計器類やセンターコンソール、ドアのパワーウィンドースイッチまわりなどのパネルを艶のある美しいピアノブラックに統一。また本革巻きのステアリングやシフトノブには赤のステッチが施され、スポーティな気分を高めてくれます。自発光式メーターパネルの照明は、視認性のよいホワイト系を基調とし、メーター間にはドライビングの基本情報を表示する3.5インチのカラー液晶ディスプレイが配置されています。またダッシュボード中央上部のマルチファンクションディスプレイは5.9インチの大型カラー液晶を採用することで、燃費やメンテナンスなどの車両情報をわかりやすく表示してくれます。

安全性に配慮しながら、運転を愉しむということ。

SUBARUならではの水平対向式2.0ℓ直噴ターボエンジンは、最高出力300馬力を発揮。足まわりやステアリングフィールもアップグレードされている。

「ラグビーはタイムを競う競技ではないので、自分の脚を通してグラウンドから返ってくるレスポンスでコンディションを判断していました」と語る大畑さん。現役を退いて約7年、いまはランニングなどで身体を動かす程度ですが、それでもその癖は抜けていないそうです。
「だからですかね、クルマも単純なスピードやパワーより、返ってくる感覚が大事。アクセルやブレーキ、ハンドルを操作した瞬間のレスポンスがよいスポーツタイプが好きですね」
WRX S4で試乗コースを走ってきた大畑さんは、満足そうに続けます。
「加速したい時、止まりたい時に瞬時に反応してくれるのでまったくストレスがない。初めて乗る車種はあまり好きになれないのですが、このWRX S4は安心して運転できました。乗っていると、もっと乗りたくなる。遠出が楽しみになりそうですね」

フロントウィンドー内側の左右に設置されたステレオカメラ。人の目と同じように距離を測ることが可能なこのカメラによって、アイサイトの優れた運転支援機能が実現される。

内外のデザイン、レスポンスに加え、大畑さんがクルマに求めるもの。それは安全性です。
「現役時代は身体が資本だったので、当然自分の身を守ることを強く意識していました。また家庭をもってからは、家族を守るという意味でも安全性は重視していますね」
WRX S4には新機能「アイサイト・ツーリングアシスト」が搭載されています。先行車や区間線を認識し、高速道路すべての速度域でアクセル、ブレーキ、ステアリング操作をアシストする機能ですが、こうした先進の安全技術にも大畑さんはかねてから興味をもっていたそうです。そこで先行車を立てて試乗コースを走り、この機能を体験してもらうことにしました。

新機能「アイサイト・ツーリングアシスト」。0~約120km/hの速度域において、先行車を追従するだけでなく、区間線を認識し中央をキープするべく運転をアシスト。さらに約60km/h以下では、区画線がなくても先行車情報のみで操舵を支援する。

「実際に体験してみて、正直驚きました。賢すぎますね、これは(笑)」
試乗を終えてWRX S4から降りた大畑さんは、興奮を隠せない様子。
「クルマは自分がいくら安全運転を意識していても、安全とは限らない。引退してずいぶん経つし、これからさらに年を取った時、ふとした瞬間に判断が遅れることもあります。そこをサポートしてくれるのは、自分自身だけではなく周囲も安心です。運転することが好きなので、いつまでもハンドルは握っていたいですし。運転する愉しさを残しつつアシストしてくれるこのクルマは、まさに大人が乗るべき理想的なスポーツセダンと言えるのではないでしょうか」

※アイサイト・ツーリングアシストは、高速道路や自動車専用道路でのドライブをより安全・快適に行うためのシステムです。

SUBARU WRX S4 2.0GT-S EyeSight
エンジン型式:水平対向4気筒DOHC直噴ターボ“DIT”
排気量:1998cc
最高出力:300ps/5600rpm
サイズ:全長4595×全幅1795×全高1475mm
メーカー希望小売価格:¥3,736,800

●問い合わせ先/SUBARU お客様センター TEL:0120-052215
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