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いまこそ欲しい、2014年の傑作腕時計 Part 1:クロノグラフ&スポーツウォッチ

写真:宇田川淳 文:笠木恵司

2014年に発表された新作が、いよいよ店頭に勢ぞろい。人気ブランドの気になるモデルを厳選紹介します。


カルティエ
カリブル ドゥ カルティエ ダイバー ウォッチ

人気コレクションに登場した、待望のブレスレット バージョン


今年、カルティエ自社製の自動巻きムーブメント(1904-PS MC)を搭載した「カリブル ドゥ カルティエ」のコレクションに追加されて話題を呼んだのが、逆回転防止ベゼル、ねじこみ式リューズを備え、300m防水を誇る本格派のダイバーズ。その人気モデルに、待望のブレスレット モデルが発表されました。ステンレス・スティールと18Kピンクゴールドのコンビによって、スポーティさとエレガンスが高次元で融合されています。
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IWC ポルトギーゼ・ クロノグラフ・ クラシック “ローレウス・スポーツ・フォー・グッド”

IWC ポルトギーゼ・ クロノグラフ・ クラシック “ローレウス・スポーツ・フォー・グッド”

IWC
ポルトギーゼ・ クロノグラフ・ クラシック
“ローレウス・ スポーツ・ フォー・グッド”

恵まれない子どもたちの希望を象徴する、鮮やかなブルー・ダイヤル


IWCはスポーツを通して社会貢献を行うローレウス・スポーツ・フォー・グッド財団を支援。2006年から特別限定モデルを発表してきました。その8代目となったのが「ポルトギーゼ・クロノグラフ・クラシック」で、恵まれない子どもたちに捧げる希望を象徴する「ローレウス・ブルー」のダイヤルが鮮やかです。
堅牢で高精度な自社製ムーブメント、キャリバー89361を搭載。フライバック機能も備えたクロノグラフで、12時位置に同軸の時分積算計を備え、先端が赤い長針が外周で秒の経過を表示します。6時位置はスモールセコンド。メタリックなブルー・ダイヤルにシルバーの針やインデックスを組み合わせ、視認性が高いだけでなく知的な印象も与えています。
ただし、この時計の本当の特徴は表ではなくケースバックにあります。IWCでは毎年、同財団のプロジェクトのひとつとして子ども絵画コンテストを開催。今年は「Time to play(遊びの時間)」というテーマのもとに、世界中の子どもや若者が出品しました。その中で最優秀作品に選ばれたロシア在住の16歳の少女の絵が、裏蓋にエングレーヴィングされているのです。この時計の売り上げの一部は同財団に寄付され、世界で最も困難な問題を抱える地域を支援するために使われます。
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ブライトリング オールド・ナビタイマー ジャパン エディション

ブライトリング オールド・ナビタイマー ジャパン エディション

ブライトリング
オールド・ナビタイマー ジャパン エディション

「縦3つ目」の伝統的なスタイルが、日本限定で復活。


航空用回転計算尺を腕時計に初めて搭載した「ナビタイマー」は、いまから60年以上も前の1952年に発表されました。パイロットにとって実用的というだけでなく、空への憧れをかきたてる魅力的な機構であることから、多くのバリエーションが開発されてきました。1991年には、インダイヤルを12時、6時、9時に配置したモデルが登場。この「縦3つ目」のダイヤル配置は、2003年にモデルチェンジするまで、ブライトリングの伝統を象徴するモデルとして長く愛されました。クォーツの隆盛から、機械式クロノグラフを復興させる原動力になったともいえるでしょう。
こうした歴史とブライトリング・ファンへの敬意を表して、この「縦3つ目」のインダイヤルによる「オールド・ナビタイマー」が、日本だけの限定版として復活しました。3時位置にデイト表示の小窓を備え、改めて見直してみても、デザインバランスに優れた、アクティブなイメージのレイアウトだったと感じられます。ムーブメントもオリジナルと同じキャリバー・ブライトリング13を搭載。COSCが精度を公認したクロノメーターです。ダイヤルはブラックとシルバーの2種類ありますが、いずれもインダイヤルのカラーを逆の色にしており、そのコントラストによって、それぞれ異なった印象を与えます。
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オーデマ・ピゲ ロイヤル オーク オフショア トゥールビヨン・クロノグラフ

オーデマ・ピゲ ロイヤル オーク オフショア トゥールビヨン・クロノグラフ

オーデマ ピゲ
ロイヤル オーク オフショア・トゥールビヨン・クロノグラフ

パワーリザーブ237時間! 驚異のトゥールビヨン


オーデマ ピゲといえば、八角形のベゼルが特徴の「ロイヤル オーク」が長きにわたるフラッグシップでした。ところが、1993年にラージケースの「オフショア」が登場。オーデマ ピゲに新たなイメージを付け加えることになりました。ケース径は当時としては破格の42㎜。大型でボリューム感たっぷりのケースをもつ、魅力的なスポーツモデルでした。
以後は「フォージドカーボン」(鍛造炭素)やハイテクセラミックなど、先進的な素材を積極的に導入。メカニズムも進化を続け、これまでに発表されたバージョンは150種類以上。この「トゥールビヨン・クロノグラフ」も、ケース径44㎜の迫力あふれるプラチナケースにトゥールビヨンとクロノグラフを搭載。リューズ周りも大型で堅牢にデザインされ、超複雑時計とはいっても金庫に大切に保管しておくようなモデルではありません。オープンワークも施されており、ダイヤル側から内部を見ることが可能です。動力ゼンマイを収納した大きな香箱が2つあるので、時計ファンならロングパワーリザーブを想像するはずですが、それがまた237時間とハンパなレベルではありません。1秒6振動ながらも、いっぱいに巻き上げれば10日間近くは動き続けます。型破りでも精緻につくり込まれた、スポーツラグジュアリー・コンプリです。
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パネライ ルミノール1950 スリーデイズ GMT

パネライ ルミノール1950 スリーデイズ GMT

パネライ
ルミノール 1950 スリーデイズ GMT
パワーリザーブ オートマティック アッチャイオ- 42mm

ダイヤルに彫り模様を施した、クールな「ルミノール」


ファンには周知のことですが、もう一度歴史を振り返ると、パネライのルーツはイタリア海軍特殊潜水部隊のために製作されたダイバーズ・ウォッチです。第2次世界大戦中には、ワイヤーラグの「ラジオミール」が活躍。戦後になって、大型のリューズプロテクターを備えた「ルミノール」が登場。いずれもクッションケースに丸形のダイヤルを載せた優美なフォルムが魅力で、その名称は「光」に関係しています。現在では安全な蓄光式蛍光塗料に変わっていますが、当初はラジウムなどの自己発光物質が使われていました。軍用のダイバーズ・ウォッチとして、暗い海中での高い視認性が求められていたことがうかがえます。
こうした歴史をもつせいか、ダイヤルは質実剛健で、フラットまたは2枚のプレートを重ねたサンドイッチ構造が採用されてきました。その後、珍しく彫り模様が施されたブラックダイヤルの「ルミノール」が登場。「クルー・ド・パリ(パリの石畳)」と呼ばれるスイス時計の伝統的な装飾のひとつであり、彫り模様が縦横に並んでいます。時分はペンシル針、9時位置のスモールセコンドと5時位置のパワーリザーブがリーフ針と、お馴染みの組み合わせであると同時に、高級感を強調したクールなイメージの新作です。
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タグ・ホイヤー タグ・ホイヤー カレラ 1887 クロノグラフ マクラーレン 40周年 記念モデル

タグ・ホイヤー タグ・ホイヤー カレラ 1887 クロノグラフ マクラーレン 40周年 記念モデル

タグ・ホイヤー
タグ・ホイヤー カレラ 1887 クロノグラフ
マクラーレン 40周年 記念モデル

名門マクラーレンと培った、レーシング・スピリットを表現。


今年2月、F1史上で最も劇的だったといわれる1976年のシリーズをテーマにした映画『ラッシュ/プライドと友情』(ロン・ハワード監督)が公開されました。ニキ・ラウダの壮絶なクラッシュを中心に、ジェームズ・ハントとの闘いと友情が描かれましたが、ラウダのレーシングスーツの背中などに「HEUER」(ホイヤー)の文字が見られます。後にタグ・ホイヤーとなりましたが、60年代にドライバーをアンバサダーに起用した最初の時計ブランドであり、特にF1との関わりが強かったことが実感できるはずです。
中でも名門マクラーレンとのパートナーシップは85年から継続し、F1界でも最も長い関係のひとつといわれています。そのマクラーレンがドライバーズとコンストラクターズというふたつのチャンピオンを初めて獲得したのが74年で、それから40周年を記念した限定モデルが登場しました。ベースは自社製クロノグラフ・ムーブメント、キャリバー1887を搭載した「カレラ」で、こちらも昨年に誕生50周年を迎えています。当時活躍したマシンをイメージした、モノクロにオレンジのカラーリングが特徴のこのモデル。セラミック製のベゼルにもオレンジの英文字で「マクラーレン1974エディション」の刻印があるなど、ホットなレーシング・スピリットが感じられる1本です。
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ティソ T-タッチ エキスパート ソーラー

ティソ T-タッチ エキスパート ソーラー

ティソ
T-タッチ エキスパート ソーラー

ソーラーでチャージする、次世代タッチセンサー式ウォッチ


ティソが世界初のタッチセンサー式腕時計「T -タッチ」を発表したのは、1999年に遡ります。時計の風防ガラスに指で触れるだけで、コンパスや高度計など複数の機能を表示できる先進性は、大きな話題を呼びました。
そして今年は、機能などを大幅にブラッシュアップした、第2世代の「T -タッチ エキスパート ソーラー」が登場。最も大きな違いはソーラーシステムの搭載で、太陽の光を15分間浴びれば1日分の充電が可能だそう。3日~1週間でフル充電すれば、約1年間分をパワーリザーブできる急速充電システムと、自動でエコモードに入るため電池切れの心配はほぼ不要。自然光だけでなく、室内照明で充電できるのも便利です。
指でタッチして呼び出す表示も、体温に左右されやすい温度計を除いて、これまでに発表してきた機能をすべて統合。特に高度計関連が改良されていて、5秒以内に誤差1m以下で認識します。この高度計は気圧に関係するため、天候予測機能なども精度がアップデートされたそう。ケースをチタンにしたことで、軽く薄くなって装着性が向上。激しいスポーツやランニングの時にも気にせず腕にできます。デザインも都会的でモダンなイメージに洗練されましたが、使い方を理解していくだけでも、ワクワクさせてくれる時計です。

※後編(エレガントウォッチ編)に続きます。

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