LGエレクトロニクスから、有機ELテレビの2020年モデルが発売された。多彩なラインアップのなかでも注目したいのが、世界最小の48インチサイズモデル「OLED 48CXPJA」だ。
世界で唯一、OLED(有機発光ダイオード)を採用した大型パネルの量産化に成功したメーカーであるLG。日本でも大型有機ELテレビを2015年から販売しているが、世界販売シェアは当然No.1だ。パイオニアにしてトップメーカーであるLGは、年々その映像美に磨きをかけるとともにラインアップを充実させてきたが、20年最新モデルとして5シリーズ11モデルが発売されている。有機ELテレビでは初となる8Kチューナーを内蔵したフラッグシップモデル「OLED ZX」シリーズをはじめ注目すべきモデルは多いが、ここでは豊富なサイズ展開が魅力の「OLED CX」シリーズの中から、有機ELテレビとしては世界初、世界最小の48インチサイズとなる「OLED 48CXPJA」にクローズアップしたい。
映像美を最大限に活かす、デザインと最新テクノロジー
書斎や寝室など、リビングルームに比べてコンパクトかつプライベートな空間に、50インチを超えるサイズのテレビは大きすぎる。しかしできる限り臨場感のある映像を楽しみたい。そんな場合にちょうどよい、48インチサイズの「OLED 48CXPJA」。フレーム幅がわずか約3.3mmと、ほぼベゼルレスな「Cinema Screen」デザインを採用しているため、まるで映像だけが浮かび上がっているように感じられる。部屋の照明を落とせばなおさらで、非常に没入感のある映像を楽しめるのが大きな魅力だ。
また有機ELは、従来の液晶テレビと比較して暗闇などの完全な黒を表現でき、それによりコントラストの高い鮮やかな映像を映し出せるという特長がある。その理由は、従来の液晶テレビはバックライトを使って映像を映し出すため、その光が漏れてやや白みがかった「黒に近い色」になってしまうのに対し、各素子が自ら発光する有機ELは不要な色の発光を完全にオフにできるからだ。しかもこれによって、眼精疲労の原因のひとつとされるブルーライトの発生量も抑えることができる。目に優しいテレビは、長時間部屋にこもって映画やゲームに没頭したい人でも安心して楽しむことができる。
有機ELテレビは、液晶テレビに比べて残像が残りにくいというアドバンテージもある。つまり、ただ美しい映像を楽しめるだけでなく、アクション映画やスポーツ中継、ゲームなど速い動きのあるコンテンツをなめらかな映像で楽しめるのだ。それに加えてLGの有機ELテレビは、さまざまなコンテンツをよりリアルに楽しめる技術を盛り込んでいる。
「OLED 48CXPJA」は、映像エンジンにAIを統合した最新のAIプロセッサー「α9 Gen3 AI Processor 4K」を搭載。何百万もの映像ソースを学習したAIプロセッサーは、コンテンツに応じて最適な画像処理を行い、映像を美しくクリアに描き出す。また「Dolby Vision IQ」に対応し、周囲の明るさに合わせて画面の輝度を自動調整してくれる。一方音響面では、映像同様にAIがコンテンツのジャンルを分析し、それに合わせてサウンドを最適化しつつ、バーチャル5.1chサウンドに変換。さらに音が自分の周囲を360度移動する「Dolby Atmos」対応なので、映像の中に自分がいるような臨場感を味わうことができる。
またパソコンとテレビのリフレッシュレートを同期するG-SYNCなどゲーム向けの各種機能を実装し、ゲーミングモニターとして使うことも可能。さらに、Amazon AlexaやGoogleアシストも搭載のためマジックリモコンのマイクに向かって話すだけでさまざまな情報を検索することができる。ステイホームの状態は解除されつつあるが、まだ気軽に外を出歩くというわけにもいかないのが現状。しかしこの「OLED 48CXPJA」があれば、自宅で過ごす長い時間を、より充実したものにできそうだ。
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