Feature Product 【電気自動車、 本当の話。】前編:独走するテスラ 、いったいなにがすごいのか?

【電気自動車、 本当の話。】前編:独走するテスラ 、いったいなにがすごいのか?

文:寄本好則(EVsmartブログ編集長)

「嵐のなかの海図なき航海に出た」。2009年、豊田章男は社長就任会見でこう発言した。自動車ブランドの雄、トヨタはハイブリッド車を普及させ、不可能と思われた燃料電池車を市販化させた。そんなトヨタでも先を見通せない自動車の新時代が、いよいよヨーロッパを中心に始まっている。

【電気自動車、 本当の話。】前編:独走するテスラ 、いったいなにがすごいのか?

テスラ「サイバートラック」。大排気量エンジンを誇るマッチョで反エコなトラックを、テスラはデザインから大きく変える。近未来的なスタイルに防弾仕様と新しいトラックをEVで提案。既に発表を終え、生産は2022年下旬に開始予定。

百年に一度の変革には「自動運転」や「シェア」も含まれる。だが最も重要なのは、エンジンなど内燃機関の改革だ。気温上昇を2℃未満に抑える「パリ協定」の実現を目指し、ヨーロッパでは企業平均燃費(CAFE)による罰金を未達メーカーから徴収。その金額は経営を揺さぶるほどだ。しかも燃費は段階的に厳しくなり、ガソリンやディーゼルの内燃機関だけで走るクルマの販売はやがて禁止になる。

そこに確実に浸透するのが電気自動車(EV)。国産EVが、相次いで発表されたのはこの理由からだ。プリウスのようにハイブリッド車が多く走る日本は、環境負荷の少ないクルマが多いように見えるが、EVなどプラグイン車の普及率は先進国で最下位に近い。

そんなEVでひと際存在感を示しているのが「テスラ」。独自のビジョンで新しい価値を創りだし、完成度こそ未熟ながらもEVファンや自動車好きに「テスラか、そうでないか」と言われるまでになった。その存在感は株価にも表れ、時価総額はトヨタを抜き、カリスマ経営者、イーロン・マスクはさらなる夢を描く。


【関連記事】ロールス・ロイス ゴースト、これからのラグジュアリーのカタチがここにある。

※【電気自動車、 本当の話。】後編:欧州で売れているEVランキングと、日本が遅れている理由。】は、2021年4月21日(水)20時に公開を予定しています。

1 / 3p
Feature Product 【電気自動車、 本当の話。】前編:独走するテスラ 、いったいなにがすごいのか?
Feature Product 宙空の美を湛える「カンパノラ」とともに感じる、時を愛でる愉しみ
Feature Product 宙空の美を湛える「カンパノラ」とともに感じる、時を愛でる愉しみ