温度を管理しながら、1年中空気をきれいに。 快適でスマートな暮らしは「Dyson Pure Hot + Cool」で実現する。

  • 写真:岡村昌宏
  • 文:和田達彦

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2009年のデビュー以来、バージョンアップを重ねてきたダイソンの空調家電シリーズ。今回は空気清浄機・ヒーター・扇風機の3in1の魅力を持つスタイリッシュな「Dyson Pure Hot + Cool™(ダイソンピュア ホット&クール)空気清浄ファンヒーター」をご紹介しよう。

朝晩の冷え込みが厳しくなってくると、そろそろ暖房器具が気になってくる。暖房器具にもさまざまなタイプがあるが、もし新たに購入を考えているならば、お薦めのアイテムがある。1台で空気清浄機とファンヒーター、扇風機の3機能を併せもつ、ダイソンの「Dyson Pure Hot+Cool™ 空気清浄ファンヒーター」だ。

生活のさまざまなシーンに似合う、スタイリッシュな佇まい。

冬はヒーターとして、夏は扇風機として、清浄化した空気で部屋を暖め、また涼しくしてくれる。

暖房器具を選ぶうえで重要なポイントは、冷え切った部屋をいかに早く暖められるかということ。速暖性においては温風を送り出すエアコンやファンヒーターが有利だ。しかしその風は、床や家具の上のホコリを巻き上げやすい。室内では、日常的にさまざまな汚染物質が発生し、屋外と比べて最大7倍も汚染されている場合があるという(*)。ただでさえ冬は窓を閉め切っている場合が多く、空気の循環が悪くなって淀みがちだ。ペットと暮らしている人はニオイも気になるだろう。その点、Dyson Pure Hot+Cool™は、部屋全体の空気を清浄しながら、キレイな温風によってすばやく均一に暖めてくれるのだ。

*厚生労働省による平成25年度夏期室内空気全国実態調査における12種のVOCの室内・屋外中央値を基に算出。

ベッドルームに置けば、快適な睡眠空間をもたらしてくれる。ナイトモードにすると静音運転に切り替わり、ディスプレイを減光する。時間を設定して自動的にオンオフも可能。

空気清浄機、ファンヒーター、扇風機の3 in 1と聞くと「どれがメイン機能でどれがサブ機能?」と思う人もいることだろう。しかしDyson Pure Hot+Cool™は、3 in 1ながら各機能がそれぞれ単体としても十分な性能を備えている。どんなにデザインが優れている製品でも、ひとつの部屋にいくつもの家電が存在すると、インテリアが煩雑な印象になりがちだ。その点、これなら1台で3つの機能をまかなえるため、部屋をスッキリできるし、季節ごとに家電を入れ替える手間も省ける。円筒形のボディに羽根のない独特の送風口からなるデザインは、とてもスタイリッシュ。主張しすぎないシンプルな形でどんなインテリアにもマッチしてくれそうだ。

Dyson Pure Hot+Cool™の重量は5.7kg。キッチンや浴室の脱衣場など、必要な場所に移動して使うのもいい。回転する羽根がないので、子どもやペットのいる家庭でも安全だ。

Dyson Pure Hot+Cool™が清浄された温風で部屋全体をすばやく均一に暖められるのは、2つの理由がある。まずは、毎秒290リットルの空気をスムーズかつパワフルに送り出すことができる、ダイソン独自の「Air Multiplier™テクノロジー」だ。また首振り角度を45°、90°、180°、350°の4段階に調節できるので、どんな間取りにも対応しやすい。もうひとつはパワフルなヒーター。開口部から送風される空気はPTCセラミックプレートによって暖められるのだが、この消費電力は一般的なヒーターより高い1400W。その分、電気代がかかりそうだが、強力な送風性能と相まって部屋全体を早く暖められるのに加え、室温が設定温度に達すると自動で温風モードを停止するスマートな温度制御機能を備えている。トータルでの消費エネルギーは、むしろ少なく抑えることができるのだ。

モニターで室内の空気の状態を把握しながら、圧倒的な空気清浄を実現。

製品に搭載された丸いLCDディスプレイには、室温と湿度のほか、空気中に漂うさまざまな汚染物質のレベルを表示。またフィルター寿命も知らせてくれる。

Dyson Pure Hot+Cool™は3つのセンサーを搭載し、吸引した空気の状態を独自のアルゴリズムによってモニターする。そして空気中に浮遊する粒子状物質や有害なガス・ニオイなどの汚染物質を検知すると自動で清浄を開始するのだが、その際、汚染レベルを詳細にレポートしてくれるのがおもしろい。円形のLCDディスプレイに表示されるのは、空気中に浮遊するPM10(花粉やアレル物質など)、PM2.5、NO2(二酸化窒素)、VOC(揮発性有機化合物)の量や濃度。これによって、室内の空気が何によって、どのくらい汚れているのか、また運転後にどのくらいキレイになったのかをリアルタイムで知ることができる。

活性炭フィルターとグラスHEPAフィルターの2種類を搭載。空気中の超微細な粒子や有害なガス・ニオイをキャッチしてくれる。(*1)
スムーズに送り出される毎秒290リットルの清浄された空気は、最大350°の首振り機能によって、部屋のすみずみまで届けられ、空気の循環を促す。

センサーによって検知された空気中の汚染物質は、2種類のフィルターによって徹底的に取り除かれる。まず活性炭フィルターは、たばこはもちろん、料理やペットなどのさまざまなニオイを97%脱臭(*2)。そして密閉性の高いグラスHEPAフィルターは、PM0.1レベルの微粒子までも99.95%除去することが可能だ。このPM0.1というウイルスレベルの超微細な粒子を99.95%も除去できるのは、いまのところダイソンの空気清浄機のみ(*3)。フィルターは掃除の必要は一切なく、約1年の交換時期(1日12時間使用の場合)が来たら、古いフィルターを外して新しいフィルターを装着するだけ。メンテナンスが楽なのもこの製品の魅力だ。またディフューズドモードにすると、風は後方の開口部のみから送り出される。温風や涼風を必要としない季節を含めて、1年を通じて空気清浄機として役立てることができるのだ。

「Dyson Linkアプリ」を活用すれば、スマートフォンを通じて製品をコントロールできる。スケジュール機能で予約運転も自由自在。

さらにもうひとつ、Dyson Pure Hot+Cool™にはユニークな機能がある。Wi-Fi経由で専用アプリ「Dyson Link アプリ」と接続することで、外出先からでもスマートフォンによる操作ができるのだ。寒い日の外出時でも、帰宅時間がわかった時点で運転開始することで、帰ると暖かな部屋が待っているというわけだ。送風モードや首振り角度、室内温度の設定もでき、スケジュール機能によって曜日ごとにオンオフの時間を細かく決めることも可能だ。また本体のLCDディスプレイと連動し、スマートフォンの画面上でも空気の状態や温度、湿度、フィルター寿命などをリアルタイムで把握できる。

カラーバリエーションは、ホワイト/シルバー、アイアン/ブルーのほか、一部家電量販店限定カラーのブラック/ニッケルの3色。「Dyson Pure Hot+Cool™ 空気清浄ファンヒーター(型式: HP04)」(W24.8×H76.4×D24.8cm)、重量5.70kg、オープン価格

高性能な空気清浄機として1年中室内の空気をキレイに保ちながら、冬はファンヒーターとして、そして夏には扇風機として活用できる、Dyson Pure Hot+Cool™。健康に気を配りつつ部屋を暖めたい人から、インテリアをシンプルにまとめたい人、また単身者からファミリーまで、省スペースで3役を高い能力でこなすこのアイテム。あらゆるライフスタイルで、快適かつスマートな生活をもたらしてくれそうだ。


*1自社および第三者機関[Fraunhofer(ドイツ)、CHEARI(中国)]が実施した酢酸、アセトアルデヒド、アンモニア[(社)日本電機工業会規格(JEM1467)]、ホルムアルデヒド、ベンゼン[中国標準規格(GB/T18801)]、NO2[自社規格(DTM-003282)]の測定試験結果(括弧内は準拠した規格を示します)。実際の使用状況により除去率が異なります。前記以外の有害ガスについては確認していません。

*2 試験機関:Odournet UK Ltd(英国)。試験成績書:DYSN18B_07。試験方法:HP04の活性炭フィルターが装着された空気清浄機を設置した3m³の空間に、料理(焼鮭)、ペット(濡れた犬)、タバコの煙のニオイを充満。欧州規格EN13725に準拠し、臭気専門の人間の嗅覚によりニオイの低減率を客観的に評価。※1 さらに、臭気の化学成分を定量的に測定する手法GC-ToF-MS(Gas Chromatography, Time of Flight, Mass Spectrometry)を用いて、ニオイに含まれる化合物の濃度の低減率を分析。※2
試験結果(2018年実施):※1 30分後にニオイは98.2%(焼鮭)、97.3%(濡れた犬)、97.5%(タバコの煙)低減。 ※ 2 30分後にニオイに含まれる化合物は99%(焼鮭)、98%(濡れた犬)、99.5%(タバコの煙)低減。実際の使用空間での実証結果ではありません。ご使用状況や使い方によって効果は異なります。

*3 欧州規格EN1822に準拠し、ダイソン (英国) が2019年7月に実施した、0.1µmの粒子を使い最大風量にて行ったフィルター性能試験。日本国内売上台数上位25機種の空気清浄機(2018年10月から2019年3月の市場調査会社データに基づく)が対象。上記数値は、フィルターの性能試験に基づく性能であり、実機の性能とは異なります。このフィルターでは0.1μm未満の微小粒子状物質については、除去の確認ができていません。また、空気中の有害物質のすべてを除去できるものではありません。PM 0.1とは0.1μmの大きさの微小粒子状物質です。

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