超短焦点プロジェクターが描き出す壮大なる映像美に、 映像も手がける写真家、桐島ローランドが抱く想いとは。

  • 写真:筒井義昭
  • スタイリング:山口友里
  • 文:高野智宏

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壁からわずかな距離があれば120インチという大画面の投影を実現する、LGエレクトロニクスの超短焦点プロジェクター「HU85LS」。最新にして最上位機種に位置付けられるプロジェクターが映し出す映像を、写真家の桐島ローランドさんが体験。ヴィジュアルのプロが先進プロジェクターの実力に迫った。

壁面から13.8cmで120インチの大画面映像を投影する「HU85LS」。その省スペースぶりに、桐島さんも関心しきり。「部屋の真ん中に置いていた時代は、よく人影が映像を遮ってましたよね」と、苦笑し振り返る。

これまで多くの機種を展開してきたLGのプロジェクターシリーズに、この度、最上位機種となる「HU85LS」がラインアップされた。わずか約18cmのスペースさえあれば、壁面に高精細な4K画像を最大120インチで投影できるという、その先進モデルを体験したのは写真家の桐島ローランドさん。画像はもちろん、映像をも手がけるプロフェッショナルの鋭き視点は、「HU85LS」が投影する画像と映像、そして、その斬新なデザインをどう見るのだろうか。

リビングを映画館へと変える、超短焦点プロジェクター

120インチの大画面とプロジェクターとは思えない高精細な映像に、桐島さんも「4Kコンテンツが増えたいま、なるべくして4K対応になったのでしょう。フルHDでは不可能な細部の表現が見事です」と、関心しきり。
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「プレゼンテーションでプロジェクターを使うのですが、いま僕が所有しているのも、実はLG製なんです。LGを選んだ理由は費用対効果、つまり、コストパフォーマンスに優れていたからです」と、桐島さんは語る。
もちろん、「表現力にもこだわって選んだ」という桐島さんだが、この「HU85LS」が搭載するスペックの高さには、驚きを隠せないようだ。
「もっているのはフルHDですが、このモデルは4K。しかも、輝度も倍近く違う。これで4Kの映像作品を120インチの大画面で観たらどうなるんだろう。早く視聴したいです」と、桐島さんも「HU85LS」が投影する映像に興味津々だ。

●1968年、横浜市生まれ。ニューヨーク大学芸術学部写真家を卒業後、ニューヨークにて写真家としてのキャリアをスタート。93年、活動の拠点を東京へと移し、写真に加え映像製作にも進出する。2014年、3DCGコンテンツを制作するスタジオを設立。現在もマルチクリエイターとして、あらゆる創作活動を行っている。

さっそく桐島さんに「HU85LS」のデモ映像を視聴してもらった。映像が映し出された瞬間、「あぁ、やっぱり迫力がありますね!」と、目の前に広がる120インチの大画面に圧倒された様子。「小さな映画館にいるような感覚。スピーカーシステムと組み合わせたら、すぐホームシアターが完成しますよ」と、
桐島さんは迫力のみならず、映像の美しさにも目を見張った。
「やはりフルHDと4Kでは、細部の表現が比べ物にならない(笑)。また、黒もちゃんと表現できているから、そのコントラストで明るい色の発色もいい。これは基本3原色を、それぞれ別の光源で再現しているからでしょうね」

「HU85LS」が映し出すのは、桐島さんが撮影したギリシャのサントリーニ島の夕景。夕陽で徐々に赤くなる空が、美しいグラデーションを描く。「それほど高解像度な画像じゃないのに、ここまで描ける表現力ははすごいと思います」

「HU85LS」の魅力は、大画面と4K対応の高精細画像にとどまらない。それは、これまでのプロジェクターの多くが映像を映すだけの機器だったのに対し、「HU85LS」はwebOSのブラウザやVODアプリを活用すれば、映像機器やパソコンを接続しなくても、単独で多彩なコンテツを楽しめること。
「これだけでYouTubeやNetflixが観ることができるのは嬉しい! たとえば通信環境が整ったグランピング施設に持っていって、シアターナイト的なイベントも開催できますね」。アウトドア好きらしくも、驚きの提案をしてくれた桐島さん。確かに〝エンターテインメント・デバイス〟の本領が発揮できそうだ。


シンプルでスタイリッシュなスタイルは、あらゆるインテリアとも相性がいい。「ミニマルなデザインだから、部屋のスタイルを選びませんよね」と、桐島さんも好印象。ローボードの上はもちろん、床への直置きにも対応。

これまでのプロジェクターのイメージを覆した、シンプルでスタイリッシュなフォルムも「HU85LS」の大きな魅力。また、全面にデンマークのファブリックメーカー、クヴァドラ社の上質な素材を使用と、細部にもこだわっている。
「ミニマルなオブジェかと思うほど。教えられなければ、誰もプロジェクターだなんてわかりませんよ。このモデルを見ていると、かつての大型ブラウン管テレビのように、家電が主張する存在ではなくなったことを改めて感じますね」
LGの先進プロジェクター「HU85LS」。洗練のフォルムを纏うこの〝エンターテインメント・デバイス〟が、リビングのスタイルを一変させるかもしれない。


プロジェクター から、 エンターテインメント・デバイスへ。

120インチの4K高精細映像。細部にいたるまでクリアに映し出す8.3メガピクセルの高画質映像は、映画館にいるような錯覚すら抱かせる。「HU85LS」が描く迫力の4K高画質が、リビングをあなただけの映画館にする。

写真や映像を手がけるプロフェッショナルの桐島ローランドさんも認めたLGプロジェクター「HU85LS」の実力。最大の魅力は、120インチの大画面に描かれる、高精細な4K画像にほかならない。これは、フルHDの4倍となる830万ピクセルの4K(3840☓2160)画質を実現するXPR*技術によるもの。120インチもの大画面でも、細部までクリアな高精細映像を映し出す。
また、色の三原色であるRGBそれぞれに、異なる3つの光源を使用。ひとつのレーザー光源を分割して出力させる従来の方法で発生していたレインボーノイズを90%低減し、より鮮やかな色彩表現が可能になった。


※XPR技術は、テキサスインスツルメンツのピクセルシフト技術で、830万個の異なるピクセルを生成することで、真の4k映像を実現するテクノロジーです。


120インチの大画面表示に必要なのは、壁面からわずか約18cmのスペースのみと、従来のようにプロジェクターを壁から数メートル離れた部屋の中心に配置する必要もない。超短焦点モデルこそ、これからのスタンダードだ。

120インチの大画面をわずかなスペースで投影できることも「HU85LS」の特徴。その距離は「HU85LS」と壁面の間隔が、わずか約18cm。なお、9.8cmあれば100インチの画面を投影することも可能だ。投影場所まで数メートル必要だった従来のプロジェクターに比べ、省スペース化が際立っている。
また、レーザーダイオードを採用し2700ルーメンの高光束を実現。昼間の明るい室内でも、鮮やかな映像を滑らかに映し出す。しかも、画面の上下左右に設けられた12のポイントでエッジの調整が可能に。壁面の凹凸による画面の歪みを補正し、フラットで見やすい画面表示を実現する。

「HU85LS」は、単に映像を大画面に映し出すだけのプロジェクターではない。この1台でインターネットへの接続が可能であり、パソコンやスマートフォンに接続しなくても、YouTubeなどの動画投稿サイトをはじめ、NetflixやAmazon プライム・ビデオ、TSUTAYA TVやDAZNなどのVODへアクセスし動画を楽しむことができる、いわば〝エンターテインメント・デバイス〟なのだ。もちろん、同じ通信環境下にあるパソコンやスマホとの同期も可能。MiracastなどのScreen Shareで接続することで、各デバイスに保存してある画像や動画を投影することも。さらには、HDMIやSlimport、AVアダブターなどの有線接続にも対応と、多彩な接続スタイルを可能にした。


問い合わせ先/LGエレクトロニクス・ジャパン カスタマーセンター
TEL:0120-813-023
https://www.lg.com/jp/projector