人気ウイスキーブランド「タリスカー」の故郷であるスコットランド・スカイ島が東京に出現するというユニークなイベント、「タリスカー・ラヴァーズ2018」が去る9月に開かれました。その模様をレポートします。
海潮の風味やピート香、黒胡椒の香味など、独自の味わいで世界中のウイスキーファンから愛される孤高のシングルモルト「タリスカ―」。そんなタリスカーの強烈な個性を育むスカイ島が、東京に出現! 多くの酒好きたちが、タリスカーの魅力に酔いしれながら特別な夜を過ごしました。
華やかなフレーバーに、スパイシーさとパワフルさをあわせもつ。
モルトウイスキーは、聖地とされるスコットランドだけでも優に130以上、世界では数百の蒸留所で製造されています。その単一の蒸留所で生産されたモルトウイスキーのみをボトリングしたシングルモルトは、まさに百花繚乱ともいえる、酒を生む風土や蒸留所ならではの個性的な香りや味わいが魅力。なかでも、華やかなフレーバーのなかにスパイシーさとパワフルさ纏ったタリスカーは、他を寄せ付けない圧倒的な個性と存在感で多くの愛好家を魅了し続けているシングルモルトです。
そんな銘酒を育むのが、スコットランドのヘブリディーズ諸島に浮かぶスカイ島。「ミストアイランド(霧の島)」と呼ばれる自然環境の厳しい島で、タリスカーの味わいはスカイ島の自然を体現しているといわれています。今回が初開催となる「タリスカー・ラヴァーズ2018」では、タリスカーとスカイ島の魅力を、五感で味わい尽くしてもらおうというスペシャルなイベントなのです。
東京のスカイ島で、タリスカーのフルラインアップを堪能。
会場に着くとまず航空券を模したチケットを受け取り、入国ゲートのような受付を通って「一夜限りのスカイ島」へ。巨大なスクリーンには島に打ち付ける荒波の映像が流れ、深い霧に包まれた会場では、雷や稲妻、強風、雨までも降り出しましたが、晴れて虹がかかる場面も。一日の内に四季があるといわれ、目まぐるしく天候が変わるスカイ島に上陸した来場者たちは、配布されたポンチョを着込んでそれぞれにタリスカーを堪能しました。
この特別な夜に用意されたのは、黒胡椒の風味が楽しい「タリスカースパイシーハイボール」をはじめ、「タリスカー10年」「ストーム」「ポートリー」「57ノース」「18年」と、タリスカーのほぼフルラインアップ。さらには、数量限定発売の「ディスティラーズエディション」も提供されるなど、参加者はとことんタリスカーを味わい尽くしました。
MADE BY THE SEA、荒ぶる海が育むウイスキー。
イベントの終盤には、タリスカー蒸留所所長であるダイアン・ファレルさんが、シングルモルトアンバサダーのロバート(ボブ)・ストックウェルさんとともに登場。「タリスカー飲んでいますか?」と日本語で挨拶をしたファレルさんは、和食が大好きで今回の初来日を楽しみにしていたのだとか。スカイ島の風土や、日本からスコットランドに広がるハイボールブームなどをテーマに話が弾みました。
ファレルさんからは、「蒸留所も海に近く、まさに“MADE BY THE SEA”のウイスキー。飲んだ瞬間に海辺や焚き火をイメージできるタリスカーは、いまやスカイ島のアイコンになっています。今日は私が東京に来たつもりでしたが、まるで地元のスカイ島にいるかのよう。まずはここで乾杯をして、次にはぜひ本当のスカイ島に来ていただいて、また皆さんと乾杯できると嬉しいです」と、参加者に向けて語りました。
『宝島』の著者として知られるロバート・ルイス・スチーブンソンが、「King of Drinks(酒の王)」と評したタリスカー。多くの来場者たちがその爆発的な個性のルーツを肌で知り、酒の王の味わいに酔いしれた「タリスカー・ラヴァーズ2018」。このプレミアムなイベントは来年も開催予定。今回参加できなかった人も、次回はぜひご参加を!
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