「アサヒ スタイルフリー<生>」の飛躍したおいしさを、雅楽師・東儀秀樹さんが発見する。

  • 写真:宇田川 淳
  • 文:高野智宏

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4月3日、アサヒ スタイルフリーが「アサヒ スタイルフリー<生>」として新たに発売されました。そこで、新発売にちなんで革新性や発想の源泉などをテーマにクリエイターや料理人4名にインタビュー&試飲体験を実施。雅楽師の東儀秀樹さんには、自身の表現力が飛躍的に向上したと感じた時を振り返ってもらいました。

東儀秀樹●1959年、東京都生まれ。1300年間にわたり雅楽を世襲する楽家に生まれる。幼少期を海外で過ごし、多彩な音楽に触れるなかロックに傾倒。高校卒業後、宮内庁楽部に入庁。雅楽師として、宮中儀式などで活躍する。1996年にアルバム『東儀秀樹』でデビュー後、多くの作品を発表し、多数の受賞歴を誇る。現在も音楽活動を中心に俳優や執筆にも挑戦し、精力的に活動する。

〝糖質ゼロ(※)〟はそのままに、麦の使用量をスタイルフリー史上最大量となる1.3倍もの増量に成功した「アサヒ スタイルフリー<生>」。技術革新により、飲みごたえが飛躍的に向上しました。今回は、「最近は音がより柔らかく優しくなったと言われます」と話す雅楽師の東儀秀樹さんにインタビュー。篳篥(ひちりき)を中心とした雅楽器で、古典雅楽からロック、そしてオリジナルと多くの楽曲を発表し高い評価を受け続ける東儀さんにも、表現力の飛躍を感じる出来事があったようです。かつてはロックバンドでの活躍を志していた東儀さんが、なぜ雅楽師の道を選んだのか。そして表現力が飛躍した、そのきっかけを語っていただきました。


※栄養表示基準による

音が優しくなったのは、息子という存在からの影響。

幼少期よりメキシコやタイで生活し、「昔はまったく雅楽と触れ合う環境にはなかった」という東儀さん。しかし、海外暮らしゆえ「自分が日本人であることを逆により自覚しました」と振り返ります。

奈良時代から雅楽を代々世襲してきた楽家、東儀家。そんな由緒ある家となれば、幼少期より雅楽師となることを義務付けられてきたかと思いきや、そうではなかったようです。

「東儀家は母方の家系で、父親は商社マン。自宅に雅楽の環境はなかったし、雅楽師になれなんて言われたこともありません。また、父の仕事の関係で幼少期から中学の始めまでメキシコやタイで暮らしていたので、より雅楽から遠ざかった生活でしたね」

「幼稚園時代にビートルズにハマった」と振り返る東儀さんは、海外暮らしという環境もあり洋楽のロックに傾倒。帰国後の高校時代には、同級生とバンドを組んで活動します。また、正式には習っていないのに覚えた曲はピアノを弾けてしまうなど、音楽的な才能が開花しました。「音楽的に他の人にないものをもっていることを漠然と自覚していましたね。なので、将来は音楽の世界で生きていこうと思うようになりました」

型を重視する宮廷音楽に対し、東儀さんが奏でるのは生きた感情です。「だって平安時代の貴族たちは『今夜は月がキレイだから演奏しない!?』なんて演っていたはず。そんな雅楽の自由さを表現したいのです」

もちろん、東儀さんが志す音楽とは洋楽をベースとしたロックのこと。しかし、そんな東儀さんの想いを知ったお母様から、思いがけない言葉がかけられます。

「『そんなに音楽が好きなら、雅楽も経験してみたら』と提案されました。普通なら否定するのでしょうが、僕は長い海外暮らしで日本人である自覚がより芽生えていたし、東儀家という日本古来の文化を背負える家系であることに誇りをもっていました。経験する前から否定することはない、まずはやってみようと、宮内庁楽部に入りました」

類まれな音楽的センスを持つ東儀さんは、すぐさま雅楽器の持つ大きな可能性を感じます。

「実は雅楽って西洋音階と同じなのです。奈良時代にこんなグローバルな音楽があったのかと驚かされたし、知るほどに雅楽という未知の世界に対するワクワク感が増していきました」

17本の竹を束ねた形状が印象的な「鳳笙(ほうしょう)」。「天から差し込む光」を現しているという、透明感のある雅な音色を聴きながら「アサヒ スタイルフリー<生>」を楽しむのも、一興かもしれません。

雅楽器の授業後に篳篥でビートルズの「Yesterday」を吹くなど、当初から雅楽器で洋楽を奏でていた東儀さん。これが、後の彼のスタイルの原型となります。

「楽曲は洋楽ですが、篳篥という楽器でしか奏でられない音楽。それが僕の音楽活動の核なのです。宮中儀式での雅楽は感情を表現しない“型”の音楽ですが、音程が精細な篳篥だからこそ、多彩な感情表現ができる。そんな篳篥の特性を活かした音楽を奏でていきたいです」

そして、東儀さんが近年よく言われ、自身も強く感じるのが「音がより優しくなった」ということ。これは、熟練の域に達する東儀さんにとって、さらなる飛躍ではないしょうか。

「表現の幅が広がった、という意味では飛躍ですね。これは11歳になる息子の存在が大きいです。ある曲がひらめいてそれを頭の中で反芻していると、『あ、これは息子が走り回っているイメージだ』と気づいたりする。息子が曲をつくらせてくれていると感じることも多いんです」


※栄養表示基準による

"乾杯ドリンク”に最適な、雑味のないクリアな後味。

「いろいろなお酒を味わうのが好き」という東儀さん。「アサヒ スタイルフリー<生>」には、「麦感が増した一方、雑味のないクリアな後味なのがいい。ライブの後、みんなと乾杯したいですね」と、味わいを高く評価してくれました。

量は飲まないものの、お酒を味わうのは大好きという東儀さん。「なかでも、演奏後にスタッフみんなで『お疲れさま!』と乾杯して飲むお酒の味わいは格別。量を飲まないからこそ、あの1杯がよりおいしく感じるのかもしれませんね」と微笑みます。

そんな乾杯ドリンクに思い入れのある東儀さんは、麦由来の味わいで進化した「アサヒ スタイルフリー<生>」をどう捉えるのか。新旧の味を飲み比べてもらいました。

「これまでのものもおいしいけれど、新しいスタイルフリーを飲むとその違いが明確ですね。新しい方が麦感が増した一方で、雑味のないクリアな後味なのでとても飲みやすいです。以前のものには物足りなさを感じてしまう。僕のようにあまり量を飲まない人にも、とても満足できる味わいになっていると思います」

4月3日に発売された「アサヒ スタイルフリー<生>」。技術革新により、これまでは不可能だった糖質ゼロ(※)はそのままに、麦の使用量を1.3倍増量することに成功。麦由来の豊かなその味わいを、ぜひ、確かめてみて下さい。

糖質ゼロ(※)はそのままに、麦を1.3倍まで増量。より麦の味わいと飲みごたえをはっきりさせた「アサヒ スタイルフリー<生>」に、高評価を与えてくれた東儀さん。では、プライベートで楽しむなら、どんなシチュエーションがふさわしいでしょうか。

「やはり、ライブの後にみんなと乾杯したいですよね。お酒って、みんなでワイワイやりながら飲みたいし、そうした場のスタートを切るには最適じゃないですか。もちろん、健康に気を使っている人も糖質ゼロ(※)なら安心して飲めますしね」

新たなスタイルフリー同様、東儀さんも常に新しい自分と可能性を探し続けたいと言います。

「いまの僕は雅楽師ですが、価値観をひっくり返すほどの出合いがあればその世界に飛び込むかもしれない。僕がよりふさわしい場所を、一生をかけて探していきたいです」

そんな東儀さんは、これからもその優しく豊かな音色で人生を奏で続けるのでしょう。


※栄養表示基準による

アサヒ スタイルフリー<生>

発売地域:全国
容量/容器:350mℓ缶、500mℓ缶
アルコール分:4%
酒税法上の区分:発泡酒
オープン価格

●商品に関する問い合わせ/アサヒビールお客様相談室 TEL:0120-011-121
www.asahibeer.co.jp/stylefree