“焼肉史”を塗り替えた「よろにく」の桑原秀幸さんが驚く、「アサヒ スタイルフリー<生>」の味わいとは。

  • 写真:岡村昌宏(CROSSOVER)
  • 文:高野智宏

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4月3日、アサヒ スタイルフリーが「アサヒ スタイルフリー<生>」として新たに発売されました。そこで、新発売にちなんで革新性や発想の源泉などをテーマにクリエイターや料理人4名にインタビュー&試飲体験を実施。“焼肉史”を塗り替えた南青山の焼肉店「よろにく」オーナーの桑原秀幸さんに、新しいおいしさを生み出す秘訣を聞いてみました。

桑原秀幸●1969年、熊本県生まれ。趣味のレコード収集が転じて20歳でクラブDJに。多くの有名クラブで活躍した後の1996年、27歳で青山の骨董通りに「fai」をオープン。瞬く間に人気クラブとなる。2007年、一転して飲食業界へと参入し、同じく骨董通りに「よろにく」を開店。これまでにない味わいや斬新な提供スタイルで、いまもなお超人気店であり続ける。

新発売の「アサヒ スタイルフリー<生>」は、糖質ゼロ(※)はそのままに、麦の使用量をスタイルフリー史上最大量となる1.3倍もの増量に成功。より麦由来の味わいと確かな飲みごたえに生まれ変わりました。一方、南青山の焼肉店「よろにく」も、肉の部位で焼く温度を変えたり、白飯に肉を巻くスタイルを発案するなど、数々の斬新な提案で〝焼肉ルネサンス〟を起こしました。その革新性は、焼肉ファンの間で「焼肉史は、よろにく以前とよろにく以降に分かれる」とまで語られるほど。今回は、そんなカリスマ的な人気を誇る焼肉店「よろにく」オーナーの桑原秀幸さんに、いかにして新しいおいしさを生み出すのか、そのアイデアや発想の源泉について聞きました。


※栄養表示基準による

新しいおいしさを生み出す秘訣は、DJ時代に培ったリミックスのセンス。

クラブDJという立場から、まったく未経験で飲食業界へと転身した桑原さん。「素人だからこそ、既存の焼肉屋の慣習にとらわれず新しい発想を生み出せたんです」と、現在の成功を冷静に分析します。

開店から10年を経てなお絶大な人気を誇る「よろにく」ですが、オーナーの桑原秀幸さんは焼肉店出身でも料理人でもなく、以前は〝Vanne〟という名で活躍した人気DJ兼クラブオーナーという異色の経歴の持ち主。なぜ、そんな大転身を図ったのでしょうか。

「正直、クラブシーンがつまらなくなったんです。音楽的にも目新しさが無いし、ネットやスマホの普及で若い人たちが夜遊びをしなくなった。また、大資本のクラブのような大量のタダ券をばら撒く集客方法には、どうしても勝てませんからね(笑)」

そんな想いを抱いていた時、桑原さんは衝撃的な出来事を果たします。好んで食べ歩いていた焼肉店のなかでも別格と語る、とある焼肉店との出合いです。

「焼肉といえばタンとロースとカルビくらいだった当時、その店にはランプやミスジ、ザブトンなど知らない部位がいっぱいあって、しかも焼き方を『表3秒、裏3秒で!』と指定される。そして、そのすべてがこれまでの焼肉とは別次元で、突き抜けて美味かった。中学生の頃、ハービー・ハンコックの『ロック・イット』を初めて聴いた時以来の衝撃でした(笑)」

「よろにく」では部位に合わせてスタッフが最高の状態に焼き上げる。「部位により焼く温度を調整したのはうちの店が初めて。また、焼き上がりに最も影響する網も、予熱で焼ける肉厚の鋳物製です」と、桑原さんはこだわりを語ります。

その焼肉店の焼肉に惚れ込んだ桑原さんは、以降は週1回以上、年間60〜70回もの頻度で通いつめます。そして、ある時から感動とは違った思いを抱くようになったといいます。

「自分流にアレンジしたくなったんです。その店も味付けはタレと塩だけでしたから、これをポン酢で食べたら、卵黄を絡めたらもっと美味くなるんじゃないかって。また、ホテルに焼肉屋って入っていないなと思って。もし、外資系の高級ホテルに焼肉があったら、内装はこんな感じかな、と想像していたんです。当時は焼肉店を始める気もなかったのに(笑)」

そんな、いち焼肉ファンだった桑原さんが焼肉店の開業を具体的に考えはじめたさらなる出合いが、現在の「よろにく」が入居する物件を偶然見つけたことでした。

「いいなと思っていた物件に入っていたお店が潰れちゃって、内装一式をそのまま使えるという条件だったので、すぐに契約しました。ただ、修行先にと考えていた店の大将からはまだOKをもらえていなくて、必死に泣きついて了解をもらったんです(笑)」

糖質ゼロ(※)はそのままに、麦の味わいを飛躍的に向上させた「アサヒ スタイルフリー<生>」。「よろにく」自慢のとろける味わいの「シルクロース」や、歯ごたえが心地よい「厚切り上タン」とも好相性です。

そして2007年、「よろにく」をオープン。前述したひと口ご飯を肉で巻いたり、卵黄と絡めてすき焼き風にする食べ方の提案をはじめ、松茸やトリュフといった季節感を感じる食材使い、そして部位ごとに焼き方や温度を変えるスタイルなど、これまでの焼肉店にはなかった斬新な提案で人気を獲得しました。いまでは東京屈指の人気店に。しかし、なぜDJ出身で調理人でもない桑原さんが、そうした新しい味わいを創出できたのでしょうか。

「ひとコトでいえばリミックス。ゼロからというよりも、既存のものを組み合わせて新しいものを創り出す。それは、既存の曲をつなぎ合わせて一連の流れを創り出すDJと同じこと。もちろん、焼肉屋をやろうと思ってからさらに食べ歩き、舌を鍛えました。いい肉、いい味の情報量を蓄積したのです。それって何万とある新曲を聴いて情報の引き出しを増やすDJと一緒なんですよ」

また、食事がコース仕立てになっていることも「よろにく」の大きな特長。これにもまた、DJ時代に培った経験が生きていると桑原さんは言い切ります。

「DJはフロアを盛り上げるために曲の構成を考えます。起承転結の起伏があり、途中で裏切り的な展開もある。そんなDJプレイのような構成でコースを考えました。また、ハリウッド映画の構成も参考にしましたね。終わりかと思いきや、最後にどんでん返しがあって、静かにエンドロールが流れる、みたいなね。なんというか、根本的に人を楽しませたいんです。だから、ウチの肉を食べてお客さんが驚いたり喜んでもらったりするのが、なにより嬉しいんですよ」


※栄養表示基準による

スッキリした後味で、しっかり舌をリセットしてくれる。

「麦ならではの味わいはしっかりありつつ、スッキリした後味。これからの季節、海などで楽しみたい味わいですね」と、桑原さんも「アサヒ スタイルフリー<生>」の味わいに大満足の様子です。

ビール類はコクがありすぎるものより、スッキリと飲めるタイプが好きという桑原さん。新旧のスタイルフリーを飲み比べしていただきました。

「全然違いますね。『アサヒ スタイルフリー<生>』は、麦のコクは感じながらも後味はスッキリとして飲みやすい。以前のスタイルフリーと比べるとその違いは歴然で、圧倒的に美味しくなっている。これからの季節にピッタリですね」

これまでにない焼肉のスタイルでお客さんを喜ばせる桑原さん。技術革新により糖質はゼロ(※)のまま麦を1.3倍にも増量し、より麦由来の味わいと飲みごたえを増した『アサヒ スタイルフリー<生>』にも、同様の意気込みを感じたようです。

「新旧を飲み比べて、いかに味わいがグレードアップしたのかがよくわかりましたし、それを実現した技術的な向上も素晴らしいと思う。この変化には驚かされました。」

4月3日に発売された「アサヒ スタイルフリー<生>」は、糖質ゼロ(※)を維持したまま麦を1.3倍もの増量に成功。麦由来の味わいと飲みごたえを飛躍的に向上しています。

「アサヒ スタイルフリー<生>」の味わいの向上に、焼肉界の寵児である桑原さんも大満足なようです。ちなみに、新たなスタイルフリーは「よろにく」のなかではどのメニューと相性がよいでしょうか。

「どの料理にも合うと思いますよ。後味がスッキリとしているから、しっかりと舌をリセットして次の肉を迎え入れてくれる。味わいの違いが、より明確になると思います」

超人気焼肉店のオーナーから、なんとも嬉しい太鼓判をいただきました。最後に、桑原さんが「アサヒ スタイルフリー<生>」を楽しみたいシチュエーションは?

「やはり後味のスッキリさから思ったのは、屋外ですね。僕なら家飲みというよりも、これからの季節、青空の下。海で飲んだら最高ですね」


※栄養表示基準による

アサヒ スタイルフリー<生>

発売地域:全国
容量/容器:350mℓ缶、500mℓ缶
アルコール分:4%
酒税法上の区分:発泡酒
オープン価格

●商品に関する問い合わせ/アサヒビールお客様相談室 TEL:0120-011-121
www.asahibeer.co.jp/stylefree