Feature Food 薬草園に誕生した、クラフト蒸留所「mitosaya」【後編】。魅惑の“オー・ド・ヴィー”はいかにしてつくられるのか?

薬草園に誕生した、クラフト蒸留所「mitosaya」【後編】。魅惑の“オー・ド・ヴィー”はいかにしてつくられるのか?

写真:江森康之 文:西田嘉孝

ブックショップの経営やアートブックの出版など、本に関する活動をしてきた江口宏志さんが、新たな挑戦の舞台として飛び込んだ蒸留酒の世界。薬草園に蒸留所を開設するまでの経緯を紹介した前編に続き、後編では「mitosaya」で生まれるオー・ド・ヴィーの製法や、その魅力に迫ります。

薬草園に誕生した、クラフト蒸留所「mitosaya」【後編】。魅惑の“オー・ド・ヴィー”はいかにしてつくられるのか?

「さまざまなところに出掛けていって果物を収穫したり、野生のハーブを摘みに行ったり。ドイツでは、そうやって自分たちで集めたものを使ってお酒をつくっていました。大変だったけれどそれが楽しくて……。なので、ここでも同じようなことをやっています」。江口さんがそう話す通り、「mitosaya」の酒づくりはまず自分たちで“顔が見える”原料を集めるところから始まります。果物などでつくられる酒は、原料に含まれる糖を酵母の働きでアルコールと二酸化炭素に分解することで生まれます。つまり、糖を含む果物や木の実、花などはすべて酒の原料になり得ますが、なんでも酒にすればおいしいかというと、そうではありません。また、それ自体は酒の原料にならないハーブなどのボタニカルも、ベースになるスピリッツに漬け込むことで、フレーバーとなってアクセントを与えてくれます。「mitosaya」では、どのように酒づくりが行われているのか? 蒸溜所の内部に潜入しました。

※前編の記事はこちら

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