薬草園に誕生した、クラフト蒸留所「mitosaya」【後編】。魅惑の“オー・ド・ヴィー”はいかにしてつくられるのか?
写真:江森康之 文:西田嘉孝
ブックショップの経営やアートブックの出版など、本に関する活動をしてきた江口宏志さんが、新たな挑戦の舞台として飛び込んだ蒸留酒の世界。薬草園に蒸留所を開設するまでの経緯を紹介した前編に続き、後編では「mitosaya」で生まれるオー・ド・ヴィーの製法や、その魅力に迫ります。

「さまざまなところに出掛けていって果物を収穫したり、野生のハーブを摘みに行ったり。ドイツでは、そうやって自分たちで集めたものを使ってお酒をつくっていました。大変だったけれどそれが楽しくて……。なので、ここでも同じようなことをやっています」。江口さんがそう話す通り、「mitosaya」の酒づくり...
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