ジョージア ヨーロピアン、プロも驚いた淹れたてのような香り。

  • 写真:齋藤誠一(p1〜3) 佐々木育弥(p4) 蛭子 真(p5)
  • 文:高野智宏(p1〜3) 深江園子(p4) 小長谷奈都子(p5)

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ボトル缶コーヒーながら淹れたてのような香りが特徴の「ジョージア ヨーロピアン」。名だたるコーヒー店のオーナーやバリスタも、驚きを隠せないようです。

左:3月19日に発売される新製品「ビターカフェラテ」370㎖。右:発売中の「香るブラック」400㎖。

スペシャルティコーヒーの第一人者「猿田彦珈琲」の大塚朝之さん監修による「ジョージア ヨーロピアン」。ハンドドリップで淹れたような「香り」の良さにこだわった缶コーヒーです。今回、全国のコーヒー有名店のバリスタやオーナー5人が、「香るブラック」と新発売の「ビターカフェラテ」を試飲。それぞれのコーヒー哲学をもつ気鋭の専門家が、コーヒーにとっての香りの重要性と「ジョージア ヨーロピアン」の感想を語ります。

気鋭のコーヒー専門店は、「香るブラック」をどう評価したか?

「100人が飲んで全員がおいしいと思えるコーヒーを目指しています」と高い理想を掲げる相原民人さんも、「ジョージア ヨーロピアン」の香りに納得のようです。

ライトアップコーヒーは、相原民人さんと川野優馬さん、学生時代の友人ふたりで始めた自家焙煎のコーヒー専門店。新旧数多の店がひしめく激戦区の吉祥寺で独自の存在感を示し、4年目のいま、下北沢や京都などにも出店し着実に成長の歩みを進めています。

「豆はいま最もおいしい5〜6種類のシングルオリジンを用意しています。焙煎もドリップも、豆の個性を引き出しつつも主張しすぎない、誰もがおいしいと思えるバランスのよい味わいを目指しています」と、オーナー兼ヘッドバリスタの相原民人さん。また、相原さんが最もこだわっているのが「クリアであること」だと言います。

「わずかでも雑味があることでコーヒーの味は台無しになる。クリアで透明感のあるコーヒーだからこそ、フレッシュでフルーティな、シングルオリジン特有の個性と魅力がより引き立つのです」

確固たるコーヒー哲学をもつ相原さんと、バリスタの宮﨑さんに、「ジョージア ヨーロピアン」をテイスティングしてもらいました。

「甘く香ばしい香りで味も雑味を感じない。豆の個性を活かそうとする意気込みを感じます」と「香るブラック」の感想を語る相原さん。新商品の「ビターカフェラテ」を試飲した宮﨑さんは「エスプレッソも苦すぎず、バナナのような甘い香りで飲みやすい」とコメント。

ブレンドと焙煎、そしてドリップすべてにこだわりをもつ「ジョージア ヨーロピアン」。気鋭のコーヒーショップのバリスタも、これまでにない香りと味わいの完成度の高さに、納得の表情を浮かべていました。

相原さんいわく「冷めた状態だとより酸味が際立ちコーヒーの輪郭を感じる。おいしいコーヒーは冷めてもおいしいですよね」
撹拌しながらのドリップを「豆の香りや味わいを出してあげるため」と説明してくれた、バリスタの宮﨑弘隆さん。
コーヒーはガラス製のポットで提供されます。桃や洋梨のような甘さが香るコスタリカ産「ドンヴァーニ」¥500(税込)
手作り感のある清潔で温もりある店内は、ギャラリーとしても展開。アーティストの作品やグッズを約1カ月単位で展示しています。

ライトアップコーヒー 吉祥寺店
東京都武蔵野市吉祥寺本町4-13-15
営業時間:10時~20時
無休
TEL:0422-27-2094
http://lightupcoffee.com

「ジェントリーな味わい」と評した、NZ発ロースタリーの”焙煎王子”。

ロースト時のペターさんの表情は真剣そのもの。「オールプレスの統一基準をベースに、多湿な日本の気候に合わせた焙煎を行っています」

独自の焙煎機で現地の風味を実現する「オールプレス・エスプレッソ 東京ロースタリー&カフェ」は、2014年夏に日本へ上陸したニュージーランド発のロースタリー&カフェ。フラットホワイトなどオセアニア特有のスタイルの提案が人気を博し、豆の卸売も全国約80の店舗で展開と、その味わいを広めています。

スウェーデン出身のロースター、「焙煎王子」の異名をもつペター・東さんが同店の魅力を語ります。

「弊社が独自開発した熱風焙煎機による焙煎です。常にクリーンな熱風で均一に焙煎することで、豆の個性を最大限に引き出し、味わいもブレないのです」

そんなペターさんの「ジョージア ヨーロピアン」評は、「香るブラックはチョコレートのような甘い香りで、優しく丸みを帯びたジェントリーな味わい。ビターカフェラテはとてもミルキーで、バナナの香りでノンシュガーでも甘さを感じる。どちらも親しみやすい風味ですね」とのこと。10年のキャリアをもつ焙煎士も、その豊かな香りと味わいに満足感を得たようです。

笑顔が絶えない店内は、スタッフのフレンドリーな接客によるもの。地域密着が同店の理念です。
エスプレッソをお湯で割ったオセアニアではポピュラーな「ロングブラック」¥450(税込)
カフェの奥に見えるのが焙煎室。自慢の熱風焙煎機が香ばしくクリーンに豆を焼き上げます。

オールプレス・エスプレッソ 東京ロースタリー&カフェ
東京都江東区平野3-7-2
営業時間:8時~17時(月~金) 9時~18時(土、日、祝)
無休
TEL:03-5875-9392
https://jp.allpressespresso.com

札幌の有名店オーナーは、「淹れたてにしか出せない香り」を感じた。

「僕が飽きずにコーヒーの仕事を続けるのは、毎回発見があるから」と市川さん。試飲の印象は「キャップを取ると香りが立つ。ちょっと驚きだね」

札幌に9店舗を展開するモリヒコは、市川草介さんによる “コーヒー&サムシング”のブランド。路地裏の木造民家に惚れ込んで1996年にオープンした「森彦」は、ごくローカルな喫茶店でありながらカフェ好きの巡礼地となっています。市川さんは街のさまざまな表情を再解釈するカフェオーナー兼ロースターとして、独自の感性で店作りをしてきました。

「コーヒーって香りの化身のようなもの。もしコーヒーに香りがなかったら、こんなに愛されていないでしょう」

市川さんが大切にするのは、口に含む寸前に感じる香り。人間は香りでおいしさを推し量るからです。焙煎中の香りは豆の由来や処理によって毎回異なり、いまだに新しい香りに出合うと驚き、ワクワクすると言います。「香るブラック」を試飲した印象は、「開けた瞬間、淹れたてにしか出せないはずの香りを感じる」。ボトル缶コーヒーにも、どうやら驚きがあったようです。

札幌のストリートに活力を与えてきたモリヒコのコーヒー。焙煎で引き出された豆の香りが、淹れた瞬間に立ち上がる。
5mの吹き抜けに届かんばかりの本が並ぶ。ビル一棟を改装し「ホテル ポットマム」とのコラボで生まれた空間。

札幌 モリヒコ ステイ&コーヒー
北海道札幌市白石区菊水1条1-3-17
営業時間:7時30分~23時(L.O.22時30分)
無休
TEL:011-826-4501
www.morihico.com/shop/morihico-staycoffee

大阪下町の注目店オーナーは、「なめらかなコク」に唸った。

堀口珈琲で約3年間コーヒーについて学んだ店主の藤田さん。淹れ終わるとまず香りを嗅いでから、テイスティングします。

下町風情が残る住宅街の路地に佇むヒロフミフジタコーヒーは、2013年に藤田啓史さんがオープンしたお店。「違いを知ってコーヒーの多様性を楽しんでほしい」と、世界各国の豆を常時10数種揃え、同じ豆でも浅煎り、中煎りなど焙煎具合を選べるのが特徴です。

生豆から焙煎した豆を、計量器や温度計、タイマーを用いて一杯一杯ていねいに淹れる藤田さん。抽出にはフレーム・ドリッパーを使っています。

「お湯を注いだ時にガスがダイレクトに抜けるほうがすっきりクリアに仕上がります。すっきりした仕上がりのほうが香りを感じやすいんです。コーヒーの味わいを決めるのは香りだから、香りはすごく大事にしています」

「香るブラック」も温めた直後の香りを嗅いだり、温度の違いで飲み比べたりとプロらしいアプローチ。

「焙煎が深いので、豆の味がしっかり入っていますね。香りとコク、特になめらかなコクをすごく感じます」

ドリップコーヒーはすべて¥500(税込)。ジノリや九谷焼のカップは、味のイメージで選びます。
入り口すぐにコーヒー豆が並ぶショーケース、奥にカフェスペース。豆を買いに来る常連客も多数。

ヒロフミフジタコーヒー
大阪府大阪市中央区玉造2-16-21
営業時間:12時~19時
休業日:月、火 ※祝日は営業
TEL:06-6764-0014 
www.hirofumifujitacoffee.com



カフェ店員の80%が「淹れたてのコーヒーの香り」に近いと答えました。

「ジョージア ヨーロピアン」は、スペシャルティコーヒー専門店「猿田彦珈琲」の大塚朝之さん監修のもと開発された、こだわりのボトル缶コーヒー。

それぞれの製品に合わせてグアテマラなど適した産地の豆を使用。コーヒー感がありながら、香り豊かですっきりとした味がベースです。

焙煎も「アロマ密封焙煎」という独自方式を採用しました。従来の約2倍の時間をかけてじっくり焙煎することで、コーヒーのうまみや香りを含むコーヒーオイルを閉じ込めることに成功しました。

ドリップにもバリスタによる手淹れのような抽出方法を開発。圧力・温度・時間を緻密に調整することで、コーヒー本来の香り・甘み・ほどよい苦みを取り出すことに成功し、クリーンな後味と香りとコクのある味わいの両立を実現。

これら各工程に宿るこだわりにより、淹れたてのような香りと、飲みやすい口当たりの味わいが見事に表現されました。

2018年1月18日〜1月31日に、カフェ店員100人に製品名を隠した味覚調査を実施。※日本コカ・コーラ調べ(「はい」は「とてもそう思う」16%、「そう思う」27%、「ややそう思う」37%の計。「いいえ」は「あまりそう思わない」「そう思わない」「まったくそう思わない」の計)

●問い合わせ先/日本コカ・コーラ TEL:0120-308-509 www.georgia.jp/european/