ジョージア ヨーロピアン、淹れたての香りで際立つその味わい。

  • 写真:長谷川 潤(p1、p3~6)、蛭子 真(p2、 p6)
  • 文:小松めぐみ(p1、p3~6 )、小長谷奈都子(p2、 p6)

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淹れたてのような香りが特徴の「ジョージア ヨーロピアン」。料理やお菓子を引き立てるその味わいは、パン職人やパティシエなど食のプロたちにも好評です。

左:「香るブラック」400㎖。右:深煎りエスプレッソにミルクを加えた、砂糖不使用の「ビター カフェラテ」370㎖。

スペシャルティコーヒーの第一人者「猿田彦珈琲」の大塚朝之さん監修による「ジョージア ヨーロピアン」。ハンドドリップで淹れたような「香り」の良さにこだわった缶コーヒーです。今回、パン職人、ハンバーガー職人、ショコラティエ、グラシエ、パティシエの5人が、「香るブラック」と「ビターカフェラテ」を試飲。食のプロフェッショナルである彼らが、料理やお菓子の味をコーヒーが引き立てる理由と「ジョージア ヨーロピアン」の感想を語ります。

こだわりのパン職人が語る、「香るブラック」のおいしさのポイントとは?

「ジョージア ヨーロピアン」を普段から飲むという岡本さん。「香るブラック」は、淹れたてのような香りに驚いたそう。

銀閣寺にほど近い住宅地に佇む「ジェルメ」は、パティシエやフレンチのシェフ、パン教室講師、和食の料理人など、多彩なキャリアをもつ岡本幸一さんがオープンしたパンの店。昼過ぎから次々と、窓際の棚に焼きたてのパンが並んでいきます。ユニークなのは、昼間はパン屋で、夜にはパンに合わせた料理やワインを楽しめるビストロになること。「どうしたらパンをよりおいしく楽しんでもらえるか」を追求した結果、この新スタイルにたどり着きました。研究熱心で、おいしいパンづくりのためには努力を惜しまない岡本さん。コーヒーが好きで、飲み歩きもしたとか。「ジョージア ヨーロピアン 香るブラック」を試飲した感想は、「まさに淹れたてのような香り。ほどよい酸味や苦味が、やわらかい水できれいにまとまっているように感じます」。水についても研究したという彼らしいコメントです。コーヒーに合うメニューとして選んでくれたのは、看板商品のバゲットに、パストラミビーフや季節のサラダを挟んだ「パストラミビーフのサンドイッチ」。「バゲットの皮が薄くて香ばしく、パクパク食べ進められます。具のビーフに絡めた赤ワインビネガーやマスタードの酸味が爽やかで、コーヒーのコクにぴったり」と岡本さん。

皮が薄く、噛むほどに小麦の香りが広がるバゲットを使ったサンドイッチは、ボリューム満点ながらサクサク食べ進められます。具のビーフに合わせたのは花山椒、ワサビ菜、ラディッシュなど旬の野菜。「パストラミビーフのサンドイッチ」コーヒーとセットで¥972(税込) 
焼き上がったのは、天然酵母に鶯豆を練り込んだ「鶯豆パン」1斤¥648(税込)。豆の甘みがあるので、おやつ感覚で食べられます。「店で焼いているパンは、パリの食卓で食べられているような味わいを目指しています」
カウンター席とテーブル席があり、夜はカジュアルなフレンチが楽しめます。

ジェルメ
京都府京都市左京区浄土寺西田町3 TEL:075‐746‐2815
パン販売:13時~21時(なくなり次第終了) レストラン:18時~22時 休業日:月、火 http://kyoto-germer.com

ブラックコーヒーが、ハンバーガーと相性がいい理由。

注文が入ってから、鉄板でじっくり焼く粗挽きパテは110gとボリューミー。「バンズはサクサクしすぎずモチモチしすぎないよう、約10分焼き、ほどよく水分を抜くのがポイントです」

1900年代のアメリカの古きよき香りを漂わせる「マクレーン」は、2016年に蔵前にオープンしたハンバーガーショップ。週末ともなると、店の前に行列ができるほどの人気店です。店主の落合浩平さんが理想とするのは、毎日食べたくなるバランスのよいハンバーガー。そのための工夫は細部にまで行き届き、パテは国産牛の赤身肉を粗く挽き、レタスは冷水で洗って芯を立たせ、バンズはパン屋に別注しています。そんな落合さんがハンバーガーと最も相性がいいと考える飲み物は、ブラックコーヒーです。「ブラックコーヒーは、パテの脂っこさをいい具合に流して食後感を軽くしてくれる作用があります。一緒に楽しむとバランスがいい」。コーヒーにもハンバーガーにも、バランス感を大切にしているという落合さんに、「ジョージア ヨーロピアン 香るブラック」をテイスティングしてもらうと、「スッキリしているのに、味わいにコクがあります。パテの脂もよい具合に流れそうですし、食後感も重くならない。ハンバーガーにもよく合う」とコメントしてくれました。ブレンド、焙煎、ドリップのすべてにこだわった「ジョージア ヨーロピアン 香るブラック」の味わいは、職人気質の店主も納得させました。

揚げたてのフレンチフライ付き。一番人気の「アボカドチーズハンバーガー」¥1,280(税込)。「ハンドドリップコーヒー」¥450(税込)と。
広尾「バーガーマニア」で修業し、地元で店をオープンした落合さん。
オールドスタイルな店構え。1階にカウンター席、2階にテーブル席がある。コーヒースタンド「リーブスコーヒーアパートメント」を併設しており、ドリップコーヒーをハンバーガーとともに楽しめます。

マクレーン
東京都台東区駒形2-2-10 ファインライフ駒形1・2F TEL:03-6802-8232
営業時間:11時30分~20時L.O. (火~土) 11時30分~15時L.O. (日) 休業日:月 www.mclean.jp

「香りがよくて、すっきり飲みやすい」とベテランショコラティエ

コーヒーを片手に寛ぐ川口さん。「従来の缶コーヒーは甘くて薄い印象でしたがジョージア ヨーロピアンはコクがありますね」

日本のショコラティエの先駆者である川口行彦さんによるチョコレート専門店「オリジンヌ・カカオ」。看板商品の「ボンボン・ショコラ」は、口に入れれば、溶けてチョコレートの香りが感じられ、噛むとパリッとした食感とともにガナッシュがあふれ出し、最後に再びまわりのチョコレートを感じるように仕立てられています。さまざまなガナッシュとチョコレートを最適な相性で組み合わせたボンボン・ショコラは常時20種類以上。いろいろな種類を楽しんでみたくなりますが、川口さんいわく、そんな時こそコーヒーが合うそう。「コーヒーは舌をリセットしてくれますからね。ボンボン・ショコラとともに味わうコーヒーは、酸味が強すぎず、少し苦味があるものがいいと思います」。そのため、店で出すブレンドコーヒーは、苦味が感じられて酸味が少ないものを用意しているといいます。川口さんに「ジョージア ヨーロピアン 香るブラック」を飲んでもらうと、「香りがいいし、スッキリと飲みやすい。ボンボン・ショコラにもよく合います」。豊かな香りとクリーンな後味は、ベテランショコラティエの繊細な味覚にもマッチしました。

ボンボン・ショコラは1粒¥270(税込)~。人気の「ジャマイカ」は、ピンクペッパーの華やかな香りと奄美大島産パッションフルーツのガナッシュが夏らしい趣です。
店内のショーケースにはボンボン・ショコラがずらりと並び、目移り必至です。

オリジンヌ・カカオ 自由が丘本店
東京都目黒区緑が丘2-25-7 ラ・クール自由が丘2F
TEL:03-5731-5071 営業時間:10時30分~18時30分
休業日:月、火
www.originescacao.jp

「アイスとビターカフェラテはマッチする!」とグラシエは太鼓判を押した。

「ジョージア ヨーロピアン ビターカフェラテ」は、余韻に香ばしいカラメル香が。深いビターな味わいで、お菓子とも相性抜群です」

「パティスリー メゾン ジブレー」の江森宏之さんは、ミラノ万博世界チャンピオンとして知られるグラシエでパティシエ。フレッシュフルーツを使った色鮮やかなアイスケーキ「アントルメグラッセ」がスペシャリテとして知られるが、実はコーヒーとジェラートのペアリングレッスンを行うほどのコーヒー通でもあります。コーヒーとのペアリングのコツは、コーヒーの中にある香りとお菓子の香りを合わせることだとか。いわく、「コーヒーはもともとコーヒーチェリーというフルーツの種なので、コーヒー自体にも果実味を感じるものがあります。たとえばベリー系の余韻をもつコーヒーは、ベリー系のアイスとよく合います」。そんな彼が「どんなアイスとも相性がいいと思います」と太鼓判を押すのは深煎りエスプレッソに国産牛乳を贅沢に加えた「ジョージア ヨーロピアン ビターカフェラテ」。「カフェラテの余韻のカラメル香は、特にキャラメルやマンゴーと合います。当店の名物である『サマリース マンゴーパッション』との相性は抜群ですね」

遠方から買いにくる人も多いというアイスケーキは、男性にも人気の逸品。「サマリース マンゴーパッション」¥3,800(税込) 
店のショーケースには、ジェラートや生菓子、焼き菓子がずらりと並んでいます。

メゾン ジブレー
神奈川県大和市中央林間4-27-18 TEL:046-283-0296
営業時間:10時~19時
休業日:月、火曜不定休
http://givree.tokyo ※商品は電話で取り寄せ可能。

パティシエは、缶コーヒーの進化に驚きを隠せなかった。

店の一番人気「イチゴのミルフィーユ」の仕上げをする渡部さん。岡山にイチゴの研究所をもち、今年はイチゴ農園もスタートする予定です。

衝撃的なおいしさのイチゴに出合い、その味を広めたいと、アパレル界から転職、イチゴ専門の菓子店を開いた渡部美佳さん。京都の烏丸御池近くにある店の前には、いまや開店前から行列ができるほどの人気ぶりです。渡部さんは日本各地の農家へ直接出向いて契約を交わし、食べ頃の完熟イチゴを直送してもらっています。「品種によって味や香りなどが全然違うので、日々、イチゴがいちばん活きるお菓子をつくるよう研究しています」。イチゴを愛する渡部さんに、「ジョージア ヨーロピアン」を試飲した感想を聞きました。「淹れたてのようですね!  正直ここまで香りがするとは思いませんでした」と缶コーヒーの進化に驚きを隠せない様子です。そんな彼女がコーヒーとよく一緒に食べるというのが、「木苺とピスタチオのマドレーヌ」。「少し、お行儀が悪いですが、コーヒーに浸して食べるのが好きです。ナッツ独特の香りや木苺の甘酸っぱさが好相性。香るブラックだとお互いの風味をより引き立てるし、ビターカフェラテのクリーミーさも合うと思います」

ピスタチオをふんだんに使った独特のナッツ香に木苺の甘酸っぱさがぴったり。「木苺とピスタチオのマドレーヌ」¥255(税込)、コーヒー¥540(税込) 
東洞院通に面したガラス窓から、自然光が降り注ぐ明るい店内。内装も渡部さんが担当。イートイン席は10席。

苺のお店 メゾン・ド・フルージュ
京都府京都市中京区東洞院通三条下ル三文字町201 1F
TEL:075-211-4115 営業時間:11時~19時 
休業日:月(月が祝日の場合は翌火曜休) http://ichigonoomise.com

左:「香るブラック」400㎖。右:深煎りエスプレッソにミルクを加えた、砂糖不使用の「ビター カフェラテ」370㎖。

食のプロをも唸らせた、淹れたてのような香り。

「ジョージア ヨーロピアン」シリーズは、スペシャルティコーヒー専門店「猿田彦珈琲」の大塚朝之さん監修のもと、専門店のコーヒーのような理想のおいしさを追い求めるボトル缶コーヒーです。淹れたてのような味わいや香りを実現するためのこだわりは、豆のブレンドから焙煎、抽出に至るまで、一つひとつの工程に詰まっています。

たとえば「香るブラック」には、主としてコロンビア、グアテマラ、ブラジルの3種の豆を使用。ミドルノートの甘香ばしいロースト香を引き出すための焙煎には、従来の約2倍の時間がかけられています。「アロマ密封焙煎」と名付けられた焙煎方法は、コーヒーの旨味や香りを含むコーヒーオイルを閉じ込める「ジョージア ヨーロピアン」独自の焙煎方法です。抽出の工程では湯の温度や時間を細かくコントロールし、バリスタがハンドドリップしたコーヒーのような豆本来の香りと甘み、コクのある味わい、そしてクリーンな後味を実現。しっかりしたコーヒー感がありながら飲みやすく、香り豊かでスッキリとした味わいは、各工程への妥協なき工夫の賜物です。

●問い合わせ先/日本コカ・コーラ TEL:0120-308-509 www.georgia.jp/european/