4人のクリエイターが案内する、「トゥミ」のバッグを持って訪れたい東京。

  • 写真(人物): 森山将人(mili) 写真(静物):宇田川 淳 GIFアニメーション制作:bueno
  • スタイリング:小野田 史
  • 文:佐野慎悟

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世界の街を見てきたからこそ、改めて気づかされる東京の魅力。4人のクリエイターが自分好みのバッグを手に、東京のお気に入りスポットを紹介してくれました。機能性とデザインを追求した「トゥミ」のバッグが、それぞれのシーンでさりげなく魅力を発揮します。

世界の雪山を転戦してきたスキーヤー、ジャンルを超えて活躍する新進気鋭のダンサー、日本の伝統美を世界に発信する若きアーティスト、東京屈指の予約困難店を手がける実力派シェフ……。日本を代表する4人のクリエイターたちは、いま、どんなスポットに惹かれていて、どんなバッグを愛用しているのでしょうか。それぞれのライフスタイルから見えてくる、リアルな東京の遊び方をご紹介します。

ビジネスシーンでも使える、ジェットセットなバックパック

皆川賢太郎●プロスキーヤー、元アルペンスキー日本代表。1977年新潟県生まれ。長野、ソルトレイク、トリノ、バンクーバーと日本代表として冬季オリンピックに4大会連続で出場。現在はプロスキーヤーとして活動するかたわら全日本スキー連盟の強化部門トップに当たる競技本部長としてウィンタースポーツ全体の発展に尽力しています。

お気に入りのスポット:T.Y.HARBOR(東京都品川区東品川2-1-3 )

皆川賢太郎さんといえば、雪山の急斜面を風のように滑降している姿をイメージしますが、本人にお気に入りのスポットを尋ねてみると、なんとも意外な答えが返ってきました。

「まず思い浮かぶのが、天王洲の運河沿いにある、ブルワリーレストランの『 T.Y.HARBOR 』です。かれこれ20年近く通っているので、ここに来ること自体がライフスタイルの一部のようになっています。朝の散歩やランニングのときも、水辺の開放的な雰囲気が気分をリフレッシュさせてくれます」

皆川さんのお目当ては、塊肉が食欲をそそるBBQグリルや、旬の魚にひと手間加えたシーフードのメニュー。併設された醸造所でつくられる、新鮮なクラフトビールもお気に入りのようです。

「遠征に行く先々でクラフトビールを飲んできましたが、ここでも数種類の飲み比べができるので、何度行っても飽きません。バッグは海外で転戦していたときから、荷物がたっぷり入って丈夫なバックパックが好きです。各国の選手たちを見ても、『トゥミ』のバッグを使っている選手は非常に多かったですね」

ノートPCを入れたままセキュリティチェックのX線検査を通過できる、「T-Pass」シリーズのブリーフパック。ブリーフケースとバックパックが一体化した、イノベーティブなデザインです。新作のピューターカラーには、耐久性に優れた“HTLSポリエステル”を採用。ALPHA2 T-Pass ビジネス・クラス・ブリーフパック(H42×W30.5×D20.5cm)¥84,240/トゥミ(トゥミ・カスタマーセンター)

サイドポケットの片方には撥水加工が施されており、濡れた状態の折りたたみ傘や、ペットボトルの収納に便利です。フロントには、モバイル機器やカメラといったデジタルデバイスの収納に適した、マチ幅のあるポケットを配置。

メインコンパートメントの両サイドにはガゼットが施されており、ジップを開けた状態でも荷物が落下しにくいデザインです。内部にはカード類を整頓して収納できるオーガナイザーパネルを搭載。細かい部分にさりげない機能が詰め込まれています。
バッグの背面には緩衝ブロック付きのPC用コンパートメント、書類スペースを搭載。上の写真のようにサイドのジップを開けた状態にすれば、米国の空港ではバッグからPCを取り出すことなく、空港セキュリティチェックのX線検査に通すことが可能です。

スタイリッシュに魅せる、シャープなフォルムとコンビカラー

大貫勇輔●俳優、ダンサー。1988年神奈川県生まれ。近年のおもな出演作に舞台『ビリー・エリオット』『マシュー・ボーンのドリアン・グレイ』(主演)などがある。現在、ミュージカル『メリー・ポピンズ』に出演中。WOWOW『バレエ☆プルミエール』では進行役を務めています。

お気に入りのスポット:ホテルアラマンダ青山8Fポルトフィーノ
(東京都港区北青山2-7-13 営業時間:7時~ 9時30分L.O.(朝食)11時30分~21時L.O.(ランチ、カフェ、ディナー)

バレエ、ジャズ、コンテンポラリー、ストリート、アクロバットと、あらゆるジャンルのダンスを、華麗に踊りこなす日本を代表するダンサーの大貫勇輔さん。ダンス作品のみならず、ミュージカルや映像でも活躍。3月に日本公演がスタートした『メリー・ポピンズ』では、メリーの親友であるバート役を務め、大きな話題を呼んでいます。

「ここのバーはホテルの中にあるということもあり、落ち着いた大人の雰囲気が気に入っています。青山通りを挟んだ斜向かいにある、同じ系列のレストラン&バー『アラマンダガーデン』にも、昔から祝いごとのたびに家族でお邪魔しています。そちらも都会のリゾートのような雰囲気ですごく居心地がいいので、いつか素敵な女性と、このバーとハシゴを楽しんでみたいですね(笑)」

ドレスアップしたジャケット姿でも、ラフなTシャツ姿でも、バックパックを使うことが多いと語る大貫さん。

「バックパックは両肩に均等に重量がかかるので、長期間使っても姿勢が悪くなりにくいんです。普段から稽古着やシューズなどかさばる荷物が多いので、軽くて収納力がある、こんなバッグがまさしく理想です」

A4サイズの書類や台本がぴったりと収まるボックスシェイプのバックパック。ライトが当たると光る反射素材を使用。パッドで保護されたノートPC、タブレット用収納スペースとともに、背面にはマグネット付きクイックアクセスポケットを搭載。ショルダーストラップと背面にもパッドが施されており、肩や背中へのストレスが大幅に軽減されます。ALPHA BRAVO「デイビス」バックパック(H42×W29×D10.75cm)¥71,280/トゥミ(トゥミ・カスタマーセンター)

スリムな流線形のボックスシェイプに、シルバーとブラックのコンビカラーが都会的な印象。シルバー部分には、ライトが当たると反射で光るリフレクティブ素材。ブラック部分には、マットなレザーを採用しています。
メインコンパートメントの内部には、小物の仕分けに便利なファスナーポケットやカードスロットを搭載。必要なときに文具や鍵をすぐに取り出せるペンループとキーリーシュは、常に無駄のないスマートな動作をサポートしてくれます。
背面のコンパートメントには、パッドで保護されたノートPC、タブレット用の収納スペースを装備。バッテリーやUSB、ルーターなどの周辺機器の収納に便利なマグネット付きポケットも搭載され、外出先でのデジタル環境を背面コンパートメントの収納で完了できます。

造形美と機能を兼ね備えたキャリーオン

小松美羽●現代アーティスト、1984年長野県生まれ。2009年に“美しすぎる銅版画家”として、メディアの注目を浴びる。15年に有田焼の狛犬作品が大英博物館に収蔵される。17年には映画『花戦さ』の劇中絵画を担当。香港、台湾、ニューヨークなど、海外でも個展を開催中。プロジェクトチーム「風土」に所属。

お気に入りのスポット:オカノ 六本木ヒルズ店(東京都港区六本木6-10-2) 



日本の伝統文化とモダンアートの融合を図る小松美羽さんは、長野と東京にアトリエを構えながらも、アジア、中東、アメリカ、ヨーロッパと、世界各国を飛び回っている若きアーティスト。小松さんが、海外の知人にも薦めたいと話す東京のスポットは、この3月に六本木ヒルズのけやき坂通りにオープンした着物店「オカノ」。伝統的な着物や和装小物が販売されるかたわら、併設のギャラリーではアーティストの個展も定期的に開催されています。

「私は、旅に出ると必ずといっていいほど現地でスカーフを買って帰るスカーフ好き。なかでも、オカノのものがお気に入りです。日本らしい色彩を気軽に取り入れられて、お土産としても大変喜ばれます」

海外や国内を移動することが多い小松さんのトラベルスタイルには、トローリーケースが欠かせないそうです。

「荷物の大半を占めるのが絵の具や筆といった画材道具なので、衝撃に強くて丈夫なハードケースを使うようにしています。このトローリーはアイボリーゴールドの色みと流線形のフォルムが可愛いですよね。デザインと機能の両方が優れているトローリーって、すごく珍しいですよね」

キャリーオンサイズの小型トローリーながら、「このサイズなら2週間はいける」と小松さん。大事な画材道具のために、間仕切りが多くて荷物がずれにくく、頑丈なトローリーを選ぶのだという。トゥミのクリエイティブディレクターも、出張時にはこのシリーズを愛用しているそうです。19 DEGREE ALUMINUM インターナショナル・キャリーオン(H56×W35.5×D23cm)¥108,000/トゥミ(トゥミ・カスタマーセンター)

自然界の流動的な造形と建築物の精密なラインにインスパイアされた、アイコニックな“19ディグリー”コレクションの新色。機能性を追求したトラベルケースであると同時に、部屋に置いておくだけでも見とれてしまうような、アーティスティックなデザインが魅力です。
荷室の両面にファスナー付きメッシュポケットが付属し、片方は用途に応じて取り外しが可能。さらに荷物を上から押さえるタイダウンストラップも搭載されており、移動中の荷物のずれを最小限に抑えています。
“19ディグリー”コレクションは、ブランド史上初のアルミ製トラベルケース。TSAロック対応のクリップ式開閉システムを2カ所に装備。360度全方向へスムースな走行を可能にする、埋め込み式の4輪デュアル・スピニング・ホイールを搭載しています。

必要なものだけを、身軽に持ち歩く散策バッグ

須賀洋介●SUGALABO Inc.代表、シェフ。1976年名古屋市生まれ。ジョエル・ロブションの下で97年から16年の間腕を振るい、2015年に自身のラボラトリー「SUGALABO Inc.」を東京・神谷町にオープン。フレンチをベースに、日本の食材や食器を用いた独自のプレゼンテーションを世界に発信している。

お気に入りのスポット:上野恩賜公園 (東京都台東区上野公園・池之端3丁目)

昼は食のラボ(研究所)、夜は都内で最も予約が困難と言われる、会員制レストラン「SUGALABO」。そのオーナーシェフである須賀洋介さんが、時間を見つけては足を運んでいるのが上野恩賜公園です。

「上野公園には家族連れや学生がいて、大きな美術館があって、周りにはお寺や神社、それに気の利いたお店も多くて、その文化度の高さはパリのモンマルトルにも似ています」と須賀さんは語ります。東京では仕事場のある港区にいる時間が多いだけに、美術館などの建築が美しく、緑があふれる上野公園に来ると、気分をリフレッシュできるそうです。

「このゆったりとした時間の中で自分の心をリセットすると、新しいインスピレーションが湧いたり、クリエイティブなスイッチを入れる準備ができたりするような気がしています。そんな時は必要な荷物だけを入れて、のんびりと手ぶらで歩けるショルダーバッグがいいですね。実は師匠のロブション氏もトゥミのバッグが大好きで、僕も彼の下で働いているときから、ここのバッグを使っていました。チームのメンバーもみな、新作が出るたびにいち早く入手して、お互いに自慢しあっていましたよ」

丈夫なバリスティックナイロン素材をベースに、フロントポケットには高級感漂うスムースレザーを配したクロスボディバッグ。ポケット内にはキーリーシュが付属しており、車のキーの保管にも便利。ショルダーストラップを短めにして、フロントで斜めがけするサコッシュスタイルは、今年の新しいトレンドだ。ALPHA BRAVO「ルイス」クロスボディ(H20.5×W28×D11.5㎝)¥36,720/トゥミ(トゥミ・カスタマーセンター)


丸みを帯びた立体的なフォルムに、バリスティックナイロンとスムースレザーのコンビ素材がモダンな印象。ショルダーストラップはボディに対して斜めに取り付けられており、バッグが身体のラインに密着してずれにくい仕様となっています。
背面にはマグネット付きスリップポケットを搭載。美術館のチケットや、パンフレットを収納するのにも便利。このぐらいの収納力があれば、財布、携帯電話、デジタルカメラ、メモ帳など、休日の外出時に必要なものをコンパクトにまとめることが可能です。
フロントポケット内に付属するキーリーシュは、ジップを完全に開けなくても瞬時に取り出せる位置に配置されており、バッグの中で鍵を探すストレスを軽減してくれます。このポケット周りの絶妙なレザー使いは、大人の洗練された雰囲気をさりげなく演出してくれます。

トゥミ•カスタマーセンター
☎0120-006-267
www.tumi.co.jp