マムート×村松亮太郎 最先端を走る男の挑戦、そして哲学。

  • 写真:筒井義昭(GLOVE)
  • スタイリング:森岡 弘(GLOVE)
  • ヘア&メイク:TOYO(BELLO)
  • 文:和田達彦

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3Dマッピングや映像で最先端をいくクリエイティブ集団「NAKED」。彼らをまとめる代表の村松亮太郎さんに、最先端を走る男の挑戦と哲学について聞きました。

東京駅や新江ノ島水族館などの3Dプロジェクションマッピングを手がけ、近年大いに注目を集めているクリエイティブカンパニー「NAKED」。「僕は映画づくりが好きで、いまでもやっていきたいとは思っているんですが、映画はフォーマットができすぎていて自由度がない。それに対してプロジェクションマッピングは型がないので自由。『あっ、こういうことやってもいいんだ』って、つくりながらいろいろな驚きがありますね」と語るのは、代表の村松亮太郎さん。様々な分野において活躍する彼に、「本物感」を感じるという「マムート」のアウターを着てもらいながら、自身の根源とも言える「クリエイティブ」について語っていただきました。

流行をフォローするのは、クリエイティブじゃない。

光と空間を自在に操り、幻想的な世界を生み出す「NAKED」の代表・村松亮太郎さん。

彼が20年前にNAKEDを立ち上げたのは、「一生クリエイティブの仕事を続けていくにはなにをすべきだろう?」と考えた結果だったと言います。当時はインターネットが本格的に台頭し、クリエイティブの世界にも大きな変革が訪れようとしていました。

「僕らはDTV(デスクトップビデオ)の第1世代。Macとソフトがあれば映像作品がつくれる時代が来つつあった。大がかりな設備や機材を整えることはできないけれど、それなら小さな会社でもできる。役者より制作者としてできることに魅力を感じていたので、やってみることにしたんです」

以来、映像製作において、常に新しい表現に挑戦し、変化を続けてきました。

日本橋や東京ミッドタウンで開催されている体験型アートイベント「FLOWERS by NAKED」。10月には名古屋でも開催が予定されている。

「プロジェクションマッピングという表現技法自体がブレイクしたためにうちも注目されたけれど、『見つかっちゃった』という感じ。特に意識しているわけでもなく、いつも新しい表現を求めています。先端を走っていないとクリエイティブではないですしね。行きあたりばったりで、他から見ると綱渡りに見える。でも明日はどうなるだろうと思っていた子どものころのような気持ちはずっともっていたいですね」

思い立つとクルマにスタッフを乗せ、会議しながらそのまま温泉に行ってしまうこともあるという村松さん。10年ほど前から、服装も動きやすいスポーティなものを好んで着ています。 「いまは当時以上にアウトドアウエアが市民権を得ているけれど、機能的で便利なので当然でしょうね。なかでもマムートは、硬派なイメージがあって好きなんです。カッコいいだけでなく、登山着で培ってきた機能性がある。その本物感がいいんですよ」

メモは箇条書きの文でなく、図に描いて取るという村松さん。「iPad proはペンの作業感が気持ちよく、描いてすぐに送れるのがいい」

マムートは、1862年スイスで登山用ロープ工場として創業。高い防水防風性をもつ「ドライテック プレミアム ダウン・コート」¥73,440 ※商品の購入はこちらから


村松亮太郎 NAKED Inc.代表・アーティスト

1971年大阪府生まれ。俳優を経て97年同社設立。映画、TV、広告、MVなどジャンルを問わず活動する。映像のみならず空間全体の演出を手がけ、主な作品に東京駅の3Dプロジェクションマッピング『TOKYO HIKARI VISION』、山下達郎30周年企画『クリスマス・イブMV&ショートフィルム&マッピングショー』、NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』タイトルバックなどがある。

問い合わせ先/Mammut Sports Group Japan TEL:03-5366-0587 https://www.mammut.jp/