快適性を追求した新ブランド「ゴアテックス インフィニアム™プロダクト」の実力を、2つのアイテムで検証する。

  • 写真:加藤佳男
  • 文:遠藤 匠

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アウトドアシーンで定着している、「ゴアテックス プロダクト」。その技術を受け継ぎ拡大させた、「ゴアテックス インフィニアム™プロダクト」の未知なる実力とは?

都会的な装いを邪魔しない、ミニマルで洗練されたロゴが、ゴアテックス インフィニアム™ プロダクトという新ブランドの世界観を体現。

高機能ファブリックの分野において、絶対的な信頼を得ている「ゴアテックスプロダクト」。とりわけ防水透湿機能のパフォーマンスの高さは他の追随を許さず、アウトドアの世界では、もはやなくてはならない存在になっています。そんなゴアテックスプロダクトで培った技術を新たな分野に活かすべく誕生したのが、「ゴアテックスインフィニアム™プロダクト」という新ブランドです。

防水が必須でないから実現した、さらなる快適性。

しなやかなタッチは、レザーに比肩する上質感です。表生地を取り払い、ゴアテックス メンブレンとソフトライナーを組み合わせた2層構造。その結果、表面に水分を含まず、弾き続けます。さらに通気性を高めるメッシュの裏地は、伸縮性も備えています。この繊細かつ軽やかな着心地をぜひ体験してみてください。ボンバージャケット¥102,600(税込)/ヘルノ(ヘルノ・ジャパンTEL:03-6427-3424)

従来のゴアテックスプロダクトがアウトドアユースをメインにしたファブリックであるのに対し、この新ブランドが目を向けたのは都市生活や旅での使用。つまり、必ずしも防水を必要としないシチュエーションです。そこでは、防水という機能に縛られないが故に実現できた、新たな快適性を軸にしています。それを突き詰めた使用感こそが、ゴアテックスインフィニアム™プロダクトのストロングポイント。

新進の機能とサルトリアの技術を融合し、新機軸を打ち出しているヘルノのラミナーコレクション。その織りネームは、ゴアテックス インフィニアム™ ロゴも刻んだダブルネーム。

同ブランドのもとで複数のファブリックが展開され、それぞれの強みを活かしながら、ウエアや小物などさまざまなプロダクトが開発されています。そのひとつが、「ヘルノ」のボンバージャケット。サルトリアの技術とテクノロジーを融合したラミナーコレクションにラインアップされた製品で、ボディにしなやかな風合いのゴアテックスインフィニアム™ソフトラインドファブリクスを採用。袖を通してみると、まるで上質なレザーのように軽くて優しい着用感に驚かされます。ですが、性能面は紛れもない高機能素材で、撥水性に富む一方で身体の動きにぴたりと追従します。透湿性も高く、ウエア内の湿気を素早く排出できるという利点も。動きやすさや蒸れにくさは、日常的な外出に快適さをもたらすだけでなく、自転車での移動などアクティブなシーンでも頼りになりそうです。

第二の皮膚のような、フィット感と快適さ。

シームを最小限に抑え、手指に隙間なくフィットする3Dシェイプ構造のソフトシェルグローブ。高い防風性によって、冷たい風を遮りながら、優れた透湿性で内部の蒸れを軽減できます。パーム部分には伝導性テクノロジーを用い、タッチスクリーン操作を可能にしました。グローブ¥7,452(税込)/ザ・ノース・フェイス(ゴールドウイン カスタマーサービスセンターTEL:0120-307-560)

「ザ・ノース・フェイス」のゴアクローズフィットソフトシェルグローブもまた、新素材の性能を遺憾なく発揮。前出のアウター同様、透湿性に優れるため、一般的な手袋のような蒸れを低減できます。さらに、手指にぴたりとフィットし、きわめて高いストレッチ性。もともとアウトドア向けにつくられたものですが、そのような性質があるため、都市でも違和感なく使えます。従来のゴアテックスプロダクトが40年以上も追い求めてきた機能性。その技術を受け継いだゴアテックスインフィニアム™プロダクトが、“快適指数”も押し上げてくれそうです。

●問い合わせ先/ゴアテックスブランドサービスチーム  
TEL:0120-015-841