打ち合わせや撮影で人前に出る時の装いは、年相応の落ち着きを意識するという山崎さん。ただしそういったシーンでもノートパソコンや脚本などの必携品が多く、荷物は多くなりがちなのだとか。優美な革とデザインで、なおかつ収納性も高い「メトロポリタン ポートフォリオ」が、そんな時の心強い味方になる。
映画監督としてメガホンを取るだけでなく、最先端の映像技術を屈指したVFX映像のつくり手としても高い評価を得ている山崎さん。映像制作の下地となるシナリオ執筆や絵コンテ制作といった“仕込み”の作業はひとりで行うのが基本ですが、それ以外のクリエイティブな作業は極力“現場”で人と関わりながら行うスタイルをとるそうです。
「だから僕にとってオンタイムというのは、人と一緒になにかをつくり上げている時間。ひとりでなにかをやっているのではなく、役者や撮影スタッフといった誰かしらと関わる対人関係のある時間がすべてオンという認識ですね」
そんな時でも必携品になってくるのが、A4サイズの白い紙なのだとか。「ふと思いついたことをすぐにカタチにしたい時、いちばんいいのはやはり白い紙なんです。アイデアというのは必ずしも言葉として浮かぶものではなく、イメージだったりしますからね。僕の場合はCGも手がけるので、そのためのキャラクターづくりのもとになることも。だからどこに行く時でも、A4サイズの白紙を何枚か必ずフォルダに挟んでもっていきます」と、山崎さんは語ります。
その一方で、撮影現場では機動力やタフさが要求される場面もあるので、バッグ選びには軽さに加えて、丈夫さも重要視しているとのこと。
「軽さとタフさは相反するものなのですが、コーチのレザーバッグはそれが見事に共存しています。重厚そうなのに非常に軽く、それでいて丈夫。こういうレザーバッグって、なかなかないですよね」
革のイメージをいい意味で裏切る使用感が、気鋭の映像クリエイターの理想像にピタリと重なるようです。
革の表面に浮かぶシボの美しさが目を引く、リファイン ペブル レザーを使った「メトロポリタン ポートフォリオ」。軽さはもちろん、15インチのノートパソコンが入る収納スペースに加え、書類用フォルダや多機能ポケットも完備。山崎さんの必携品である白紙を入れたフォルダも、すっきりと折れることなく収納できる。
こちらはハンドループでホールド感を高めた、クラッチバッグの「マンハッタン ポーチ」。書類が増えても安心なマチ付きで、見た目に反して軽量なレザーも魅力のひとつだ。
アイデアを書き留めておくためにA4サイズの白紙を必ずバッグに入れている山崎さんですが、もうひとつ必携品があるのだとか。
「トーンの違うグレーのペンを、必ず3本もっていきます。これで絵コンテを書いたり、キャラクターをデザインしたりといろいろなことに使いますね。もともとは工業デザイナーのシド・ミードが作画に用いていた手法で、彼に対する憧れもありずっと昔から活用しています」
シド・ミードといえば工業デザイナーでありながら、近未来コンセプト・アーティストという肩書で『ブレードランナー』『エイリアン2』といったSF映画の金字塔的な作品の制作に携わってきたレジェンド。そんな巨匠への憧れが、山崎さんの制作スタイルにも少なからず影響を与えているようです。
「僕が使っているのは『コピックスケッチ』というペンで、温かみのあるウォームグレーにラインアップされているW3、W4、W5という3本は必携です」
そういって見せてくれた愛用のペンを、「メトロポリタン ポートフォリオ」の多機能ポケットにすっと収めた山崎さん。バッグ自体のスタイリッシュなデザインからは想像もつかない収納性の高さにも、心を引かれたようです。
シックな佇まいはまさしくブリーフケースだが、開口部は荷物の出し入れがしやすいフラップ式でメッセンジャーバッグ風というハイブリッド感が新鮮。取り外し可能なクロスボディのストラップで肩がけすれば、両手が自由になる。「メトロポリタン ポートフォリオ」(H29×W40×D9cm)¥79,920(税込)/コーチ(コーチ・カスタマーサービス・ジャパン)
手触りが心地よく、色彩が豊かなリファイン カーフのクラッチバッグ。ボトム部のマチが広がる設計なので収納力があり、裏面のファスナーポケットは出し入れする頻度の高い小物を入れておくのに重宝する。「マンハッタン ポーチ」(H21×W30×D5cm)¥48,600(税込)/コーチ(コーチ・カスタマーサービス・ジャパン)
「モダン ビジネス コレクション」の新作となるブリーフケースの「メトロポリタン ポートフォリオ」と、クラッチバッグの「マンハッタン ポーチ」。どちらも都会的な感性をもつ男性に向けたアイテムですが、細部のつくり込みはきわめて機能的な設計。これはコーチだからこそ表現できるスタイルといえるでしょう。加えて山崎さんは、革自体のカラーリングの美しさにも目を奪われたようです。
「同じグリーンや赤でも、大人らしい品がありますよね。色を使ったものはどうしても子どもっぽく見えがちなのですが、コーチのような深みがある独特の色調は、逆にある程度歳を重ねた男性がもってこそさまになる気がします」
そう語りながら、バッグを手にした山崎さんのロングコート姿。この装いに落ち着きと華やかさの両方がもたらされているのも、革のエレガントかつ独創的な色づかいのおかげです。
ウエスタン ロング ピーコート¥156,600(仕様変更あり、税込)、ニット参考商品/すべてコーチ(コーチ・カスタマーサービス・ジャパン)