CLASS SAMURAI JAPAN 01:ジャパンブルーがあざやかな、スペシャルコラボのトート&リュックにご注目を!

  • 写真:森山将人(mili)
  • 文:佐野慎悟

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Penと侍ジャパンのコラボによって生まれたブランド「CLASS SAMURAI JAPAN」。日本の革と職人技術を打ち出す「レン」の柳本大氏とともに製作したのは、あざやかなブルーをまとった2タイプのバッグ。そこに託された“こだわり”をご紹介します。

豚革の表面を使用した、軽く柔らかい質感のオリジナルバッグ。左:コンパクトなサイズ感の「CSJ レザーリュック」¥38,000、右:シンプルで大容量な「CSJ レザートート」¥22,000(ともに送料込み)

日本を代表する選手たちの熱き戦い。テレビで観戦するだけではなく、もっと等身大の楽しみ方はできないものか? そう考えた小誌Penは、侍ジャパンとともにライフスタイルに寄り添うオリジナルブランド「CLASS SAMURAI JAPAN(クラスサムライ・ジャパン)」を立ち上げました。

メイド・イン・ジャパンのオリジナルアイテムを製作すべく、2人の日本人デザイナーを招集。その一人が、日本の革と職人技術を打ち出すバッグブランド「REN(レン)」の柳本大氏です。性別やシーンを問わず活用できる、リュックとトートバッグの製作工程をまずはご紹介しましょう。


侍ジャパンと小誌がタッグを組み、ベースボールをスタイリッシュに楽しむオリジナルアイテムが誕生しました。そのコンセプトを体現するのが、プロ野球では馴染みの深い“クラス”という言葉を引用すると同時に、“暮らす”の響きを当てはめた「クラスサムライ・ジャパン」というブランドネームです。メイド・イン・ジャパンのモノづくりにこだわる日本のデザイナーをピックアップし、日本ならではの素材や技術を用いて製作したベーシックアイテム。世界に誇るジャパンプライドを、日々のライフスタイルに取り入れ愛用していきたい。このブランドには、そんな思いが込められています。

蔵前に拠点を構える、バックブランド「REN(レン)」とは?

台東区蔵前にあるレンのフラッグシップショップ。メンズ、レディースのバッグに加え、財布やカードケースなどのレザーアイテムもバリエーション豊かに揃います。このショップの奥がアトリエ。

東京の下町、台東区は蔵前にアトリエとショップを構え、素材の選定、型紙製作、プロトタイプ製作までをすべてデザイナーの柳本大氏が一貫して行うバッグブランド。試作と細部の調整を繰り返し完成したバッグは、無駄なものを一切削ぎ落としたシンプルなデザイン。どんなスタイルにも自然に馴染む飽きの来ない佇まいが、性別や年齢を問わず幅広い層から支持を受けています。こだわりの素材の中でも、柳本氏の豚革にかける思いはひとしお。豚革本来の魅力がダイレクトに伝わるナチュラルレザーのバッグは、ブランドを代表するアイコニックなアイテムです。

プロトタイプのバッグを前に、CSJオリジナルアイテムの構想を練る柳本氏とCSJスタッフ。レンのインラインで展開されているリュックサックとトートバッグをベースに、サイズやカラーリングを検討しています。
サンプルのリュックサックを使って豚革の特徴を説明する柳本氏。素材自体が軽量で、表層の密度が高いため摩擦に強い素材。化粧を施さないナチュラルレザーは、傷や色ムラも味わいのうち。
営業担当の荒井氏が愛用する豚革の手帳は、経年変化により新品とは全く違った表情に。もともとキメの細かい豚革ですが、毛穴が潰れ手の油分が染み込むことで、上品な光沢感を放っています。

「牛や羊とは違い、豚革は日本国内の需要を国内の生産量で賄える数少ないレザーです」と柳本氏。国産のレザーを使用することで、質の高さに比べて価格を抑えた提案が可能になるそうです。「デザインする上で、なるべく装飾的な要素は削ぎ落としています。デザインの格好よさというよりも、まずはこの革の魅力を感じてほしい。個人的にもこの豚革がとにかく大好きなんです。適度にオイルが入ってクタっとした感じに、使い込むことで傷や色ムラが加わり、他のレザーにはない独特な表情を見せてくれます」。この繊細なレザーの表情こそが、化粧をしないナチュラルレザーの最大の魅力なのです。

豚革の話になると、堰を切ったようにその魅力を語りだす柳本氏。レンで使用する豚革は、墨田区にある豚革専門のタンナーで生産されたもの。通常裏側を使用することが多い豚革ですが、レンでは主に表側を使用。
アトリエにあるミシンでトートバッグのプロトタイプを製作する柳本氏。サイズ感やディテールの仕様など、自分の手で何度も修正を加えながら、満足の行くデザインへと仕上げていきます。


Penのウェブ通販サイト「Pen SELECT」にて、今回の記事でご紹介している「CLASS SAMURAI JAPAN」のアイテムを販売しています。数に限りがあるので、お早めにご購入ください。

お買い上げはこちらから ≫ class.pen-select.jp

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人気のトート&リュックをベースに、"侍魂"をさりげなく添えて。

CSJオリジナルバッグのベースとなった、インラインのレザートートとナイロン素材のリュック。シンプルで飽きの来ないデザインで、年齢や性別を問わず根強いファンを持つレンの定番アイテムです。

今回製作したCSJオリジナルバッグでは、侍ジャパンをイメージさせるネイビーカラーの豚革を特別に発注しました。「レザーの表面に色を被せる顔料ではなく、レザーの組織に直接色味を染み込ませる染料染めの豚革を採用しています。発色の具合が原皮の個性などの諸条件に左右されやすい染料染めでは、すべてのレザーをまったく同じ色合いに仕上げることはできません。皮の部位によって厚みや密度も異なるため、色ムラが起こりやすいのも特徴です。しかし逆に言うと、レザー本来の風合いを活かした透明感のある色合いで、使い込むごとにどんどん深みが増していく独特の経年変化も楽しめます」と柳本氏。

今回特別に発注したネイビーカラーの豚革。染料染めらしい透明感のある色合いが、上質なレザーのナチュラルな表情を引き立ててくれます。使い込めばツヤと深みが加わり、更に表情豊かな風合いに。
CSJオリジナルバッグには、「クラスサムライ・ジャパン」のロゴがエンボス加工で施されます。エンボスのための金型も、台東区にある金型専門の工場で製作したもの。素押しのロゴがさりげないアクセントに。
レンのバッグに付属するレザータグ。エンボス加工によって印字されているのは、「Independent Bag Manufacturer REN TOKYO JAPAN」の文字。誇りあるメイド・イン・ジャパンのバッグブランドである証です。

柳本氏が製作したバッグのプロトタイプを元に、実際の製品化の際には提携の工場が一括して生産を行います。「ほぼレンの仕事をメインにやってもらっている工場なので、細かく説明しなくても私たちがやりたいことを理解してくれます。これは長年かけて築き上げた信頼関係の賜物です。例えばお尻の部分のレザーは耐久性が高く、お腹の部分は柔らかく伸びやすいのですが、バッグのフロント、バック、ハンドルなど、パーツの使用用途に一番適したレザーを見極めてくれます」。レザーの裁断から縫製までを同じ敷地の中で一貫して作業するため、クオリティコントロールが徹底しやすいところも利点と言えます。


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完成したのは、個性が異なる2タイプのデザイン

こちらが完成したCSJ レザーリュックとCSJ トート。レザーの魅力を最大限に活かしたミニマルなデザインに、素押しのエンボス加工で表現した「クラスサムライ・ジャパン」のオリジナルロゴがアクセント。
あえてライニングを施さない一枚革のトートバッグは、レザーの質感がダイレクトに伝わる贅沢なデザイン。しっとりと手に馴染む感触が最大の魅力です。「CSJ レザートート」(H34×W50×D16cm)¥22,000(送料・税込み)

タンナーや工場の職人たちと、柳本氏が長年かけてフェイス・トゥ・フェイスで築き上げた信頼関係によって初めて実現する、細部にまでこだわりの詰まったオリジナルバッグ。
「化粧をしたレザーは革の表情が均一になっているため、どのパーツにどの部位のレザーが使われていてもパッと見では判断できません。だから買うときは同じに見えても、使っていくうちにアラが出てくることもあります。消費者としては、せっかくならベストな状態のものを購入したいですよね」。だから柳本氏はナチュラルレザーにこだわり、化粧に頼らない“正直”なレザーバッグをつくり続けています。

「豚一頭から一個つくるのがやっと」というリュックサックは、ショルダーストラップや背面までふんだんにレザーが使用されています。「CSJ レザーリュック」(H43×W26×D16cm)¥38,000(送料・税込み)

メイド・イン・ジャパンのオリジナルバッグで表現した、ライフスタイルに寄り添うサムライ魂。野球ファンはもちろんのこと、この機会をきっかけに侍ジャパンを応援したいという人にはぜひとも取り入れてほしいこだわりのアイテムです。レザーの魅力を最大限に活かしたミニマルなデザイン。性別や年齢を問わず愛用できる、透明感豊かなネイビーカラー。このバッグを持って野球観戦に、親子でキャッチボールに、ショッピングに、旅行に……。どんなシーンにもさりげなくフィットしてくれる、ナチュラルなレザーバッグの魅力を存分にご堪能ください!


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