Feature Design 【佐藤可士和のクリエイションの秘密】後編:クリエイティブでビジネスを変える、「デザイン経営」の力。

【佐藤可士和のクリエイションの秘密】後編:クリエイティブでビジネスを変える、「デザイン経営」の力。

ポートレート:齋藤誠一 文:高瀬由紀子

日本を代表するクリエイティブ・ディレクター、佐藤可士和の仕事の根幹を担う独自の方法論を、前後編に分けて読み解く。後編は「デザイン経営」をテーマとして、クリエイティブをビジネスとブリッジさせてきた先駆者である、佐藤の取り組みを紹介する。

【佐藤可士和のクリエイションの秘密】後編:クリエイティブでビジネスを変える、「デザイン経営」の力。

クリエイティブとビジネス。一見、相反するような双方をブリッジし、融合させることで、佐藤のブランディングは数々の成果を上げてきた。

「一般的には、デザインというと最終的なアウトプットとしての表現の部分に限定されがちですが、僕はもっと広義に捉えています。デザインとは、ビジョンを設計することだと」

単に商品を美しく見せることで売り上げがアップするという話ではない。理想とする未来のビジョンを形にしていくプロセスのすべてがデザインであり、理想と現実の間に立ちはだかる課題を、クリエイティブの力を使って解決していくことがデザインの役割である。こう考える佐藤だからこそ、デザインと経営はむしろ必然的に結びつき、ブランディング戦略の要となっていった。

2018年、経産省と特許庁が「デザイン経営宣言」を打ち出し、デザイン的な思考を経営に活用することで国際競争力を高めていこうと提言されたが、佐藤はそれを先行して実践してきたことになる。

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