Feature Design アウディの先進装備が和のグラフィックに! 江戸小紋の職人も認めた、Audi A3 techno limitedキャ...
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アウディの先進装備が和のグラフィックに! 江戸小紋の職人も認めた、Audi A3 techno limitedキャンペーンの発想力。

写真:大河内 禎 文: サトータケシ

遠目には無地に見えるのに、近づくと美しい紋様の精緻な柄だとわかる江戸小紋。これは、江戸時代の武士の裃に使われた柄が町人にも広まったもの。伝統的な技術を受け継ぐ廣瀬雄一さんに、5月に発売となるAudi A3の限定モデル、Audi A3 techno limitedのユニークなキャンペーン・グラフィックをご覧いただきました。

アウディの先進装備が和のグラフィックに! 江戸小紋の職人も認めた、Audi A3 techno limitedキャンペーンの発想力。

廣瀬雄一●1978年、東京生まれ。廣瀬染工場4代目。ウィンドサーフィン五輪強化選手として世界をまわった経験から、江戸小紋を世界に発信すると決意。2016年にパリで個展を開催。

  • 大学卒業後の2002年に家業に入った廣瀬さん。「仕事の手順を覚えるのに4、5年、思うように染められるまでに10年以上かかりました」とか。
  • この日取り組んでいたのは、「極鱗」と呼ばれる細かな鱗の紋様でした。型紙の上からヘラで糊を載せる、「型付け」という作業を行っています。

  • 柄見本や縞帳と呼ばれる見本帳にはバラエティ豊かな柄がぎっしり。約4000の柄と1万枚以上の型紙の中にはまだ確認していないものもあるとか。
  • より身近なものを染めたいと、ストールのブランド「comment?」を立ち上げました。フランス語で「いかが?」という意味のブランド名です。

JR中野駅から車で5分ほどの廣瀬染工場は、東京23区内に位置することが信じられないほど伝統的な佇まい。築100年という作業場で、廣瀬雄一さんが黙々と手を動かしています。廣瀬さんが4代目として技術を受け継ぐ江戸小紋は、江戸時代に武士の裃の紋様に使われた型染めです。
「華美な装いが禁じられたことで、遠目には地味に見えつつ実は凝っている柄の江戸小紋が生まれ、やがて町人にも広まりました」
学生時代から家業を手伝っていた廣瀬さんは、大学卒業後に本格的に型染めの世界へ入ります。そこで感じたのは、日本のデザインの奥深さ。
「紋様の型紙は伊勢の職人の方が手作りしますが、ここには約4000の柄と1万枚以上の型紙があります。色彩感覚も非常に繊細で、茶色だけで48色、鼠色にいたっては100色もあるんですよ」

  • 装備されるパーツで構成する紋様を背景にした興味深いグラフィックを用い、Audi A3 techno limited仕様のキャンペーンを展開します。
  • タイヤ、ステアリングホイール、バーチャルコックピットを組み合わせた扇形の柄に、「青海波という古典柄をモチーフにしていると思います」。
  • メーターパネルとタイヤをそれぞれ2つずつ並べて波を描くことで、販促用に制作したトートバッグの表面には縞模様が描かれることになりました。
  • タイヤとホイールを中心に周囲に配置される、Audi A3 techno limited装備のパーツ。遊び心にあふれた、菊菱の柄に仕上がりました。

伝統的な技法を守りつつ、ストールなど新しいアイテムにも挑戦する廣瀬さんは、キャンペーン・グラフィックをひと目見た瞬間に、「これは日本の伝統的な紋様をベースにデザインされていますね」と見抜きました。
「タイヤとステアリングホイール、バーチャルコックピットを組み合わせた柄は、青海波という古典柄がモチーフとなっています」
Audi A3 techno limitedの装備をしっかり見せるためのグラフィックだと聞いて、廣瀬さんは納得した様子。
「興味深いのは、青海波の波を2つ並べることで、遠くから見ると縞模様に見えること」
この柄でトートバッグもつくると伝えると、「古典柄とデザインを深く理解していないと生まれないアイデアですね」と、感心されました。
ホイールを中心にして周囲にパーツを配置した柄は、「菊菱がベースだと思います。当時は菊の図柄だけで400種類以上あったと言われるほど、ポピュラーなモチーフ。これは自分で染めたくなりますね」

アウディの先進装備が和のグラフィックに! 江戸小紋の職人も認めた、Audi A3 techno limitedキャンペーンの発想力。

築100年の建物の客間でグラフィックを見る廣瀬さん。後ろに江戸小紋をあしらった裃や着物の反物が見えます。

廣瀬さんは手にしたグラフィックを見ながら「これは麻の葉がモチーフですね」とひと言。古来から使われている古典的な柄とのことで、「このまま麻の葉の柄として、着物の染めに使えそう」と、完成度の高さに感心していました。
もうひとつ、マトリクスLEDヘッドライトやバーチャルコックピットを組み合わせて三叉の意匠にしたグラフィックについては、「これは毘沙門がベースになっていると思います」。七福神の毘沙門天の着衣に用いられることからこの名が付いたそうです。

  • 古典的な柄の麻の葉をモチーフにした、アルミホイールを中心にした幾何学模様も、Audi A3 techno limitedのキャンペーンに使われます。
  • 麻の葉の柄には、魔除けとすくすく育つという意味があるそう。アルミホイールとマトリクスLEDヘッドライトを組み合わせて構成しています。
  • タイヤを中心に、ステアリングホイールやアウディ・バーチャルコックピットのメーターなどを組み合わせた菊菱の柄を用い、遊び心ある扇子に。
  • マトリクスLEDヘッドライトやアウディ・バーチャルコックピットなど、Audi A3 techno limited完備のパーツを組み合わせた毘沙門柄。

Audi A3は、時代をリードしてきたプレミアムコンパクトのパイオニア。その新たな歩みとして、多彩なラインアップを取り揃えたAudi A3 techno limitedが限定発売されます。大のクルマ好きだという廣瀬さんは、「信頼できる純正部品で、人とは違う愛車に仕上がるのは嬉しいですよね。江戸小紋も、他の人とは違う自分だけのこだわりがある着物に仕立てるために進化した側面があります」と、アウディのクルマと江戸小紋との意外な共通点を見つけ、興奮した様子でした。


●Audi A3 techno limited www.audi.co.jp

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