自由でスマートな旅を実現する航空券を探すなら、比較検索サービス「スカイスキャナー」が強い味方になります。ライターの青野尚子さんとアートを訪ねる旅を考えました。
「休みが取れそうだ」「SNSで見たあの海に行きたい」「新しい美術館も気になる」……。旅に出たくなった時にチェックしたい比較検索サービスが「スカイスキャナー」です。世界約1200社の提携先から航空券を瞬時に検索、最適なフライトと価格を教えてくれます。
行きたいところが決まっているなら、目的地と出発予定日を入れて検索してみましょう。「所要時間」や「乗り継ぎ回数」が表示され、直行便の有無、出発時間、乗り継ぎ時間、全体の所要時間に加え、マイルを貯めたいからこの航空会社のグループ限定で、などといった条件で絞り込むことも可能です。
どこに行くかまだ決めていない、という場合は「地図」から探してみましょう。出発したい月を入力すると、主要都市への往復便の最低価格が表示されます。空港を示す地図上の点をクリックすると、指定した月におけるチケットの最低価格がわかります。◯日に飛べばたったの◯万円? それなら行ってこようか――と思い描けるのです。
スカイスキャナーは単純な往復はもちろん、日本を出て2カ所以上を回って帰りたい、という時にこそ威力を発揮します。「複数都市」のボタンをクリックし、行きたいルートを入力。最大6ルートまで1回の検索でフライトと価格を表示してくれます。今回は青野尚子さんが注目するアブダビ、ロンドン、エストニアのタリン、タルトゥにある話題のアートスポットを周遊する旅を考えてみました。併せてホテルやレンタカーも探せるスカイスキャナー、空の旅には欠かせない存在です。
「DAY1:成田~アブダビ」 中東のアートの都へ。
「アラビア湾に面したサディヤット島に2017年、『ルーヴル・アブダビ』が開館。島には今後、フランク・ゲーリー設計の『グッゲンハイム・アブダビ』やノーマン・フォスター設計の『ザイード国立美術館』などがつくられる予定です。また『シェイク・ザイード・グランドモスク』はイスラム教信者でなくても無料で入場可。幾何学模様のモザイクやシャンデリアで飾られたイスラム建築の壮大な美を堪能して」と青野さん。
「DAY2:アブダビ~ロンドン」 街角に潜む、バンクシーを探す。
「『ナショナル・ギャラリー』『テート・モダン』『ロイヤル・アカデミー・オブ・アート』など、美術好きには時間がいくらあっても足りないロンドン。せっかくなのでシュレッダー事件で話題になったバンクシーの作品を見に行きましょう。イギリス出身の彼の作品はこれまでロンドンで数十カ所に確認されていますが、消されたり薄くなってしまったものも。配線や窓などを取り込んだ作品もあるので、宝探しの気分で!」
「DAY3:ロンドン~タリン」 エストニアの美しい教会と博物館を堪能。
「聖パウロ教会のある首都タリンからバスで2時間半のタルトゥは、地元の人にとっては“心の首都”だとか。タルトゥ空港もありますが、便が限られるのでタリン空港を使うほうが便利です。日本ではやや馴染みのないタルトゥは06年、当時20代半ばだった建築家の田根剛が『エストニア国立博物館』の設計コンペで選ばれたことで注目されました。15世紀に建設された大聖堂、トームキリクなど見どころも多いです」