新進SF作家・小川哲が、Pen最新号「SF絶対主義。」掲載の書き下ろし小説『最後の不良』を解き明かします。

後藤武浩:写真

話題作『ゲームの王国』を上梓したSF作家、小川哲さん。Pen最新号「SF絶対主義。」のために書き下ろした小説『最後の不良』は、「ノームコア」の価値観に支配された世界を舞台とする物語です。小川さんが作品を通して伝えたかったことを訊きました。

新進SF作家・小川哲が、Pen最新号「SF絶対主義。」掲載の書き下ろし小説『最後の不良』を解き明かします。

日本SF会の権威である書評家の大森望さんが「今年一のSF小説だ」とまで絶賛する『ゲームの王国』。これを書いたのは第3回ハヤカワSFコンテストで大賞を受賞しデビューした、注目の若手SF作家・小川哲さんです。10月16日発売の『Pen』最新号「SF絶対主義。」では、そんな小川さんに『最後の不良』と題された小説を書き下してもらっています。作品設定の裏には、世間の誰もが「シンプルさ」や「機能性」ばかりを求めている現状への危惧が秘められていました。そんなメッセージを伝えるために、小川さんはなぜSFという手段を選んだのでしょうか?