「本質を感じる知への旅」最終回は、1996年に日本の渚百選に選ばれて以来、絶景が望める場所として人気を博している糸島半島が舞台。思わずクルマを走らせたくなる、開放的な海沿いのワインディングロードで、NEW オデッセイの走行性能を確かめました。
福岡という大都会に背を向けながら、少し長い時間、運転をし続けると、視界が開けてくる瞬間があります。辺りに立ち並んでいた構造物の姿が段々と見えなくなり、雄大な水平線が広がる糸島半島の海沿いに辿り着くと、おそらく誰もが、それまでよりも少し強くアクセルペダルを踏み、クルマを走らせたいという衝動にかられるでしょう。
開放的なワインディングロードで、走りのポテンシャルを試す。
これまで「本質を感じる知への旅」では、さまざまな施設との邂逅を通じて、NEW オデッセイがミニバンの枠にとらわれず、多くのニーズに応えるために生まれたクルマであることを探ってきました。例えば、居住性を犠牲にせず、エレガンスやスポーティさを配合した独特なプロポーション。心地がいいシート生地や艶のあるウッドトリム、2列目にオットマンつきのプレミアムクレードルシート(7人乗り仕様限定の装備)を採用し、品がいい上質な空間であることが直感的にわかるインテリア。イノベーティブな運転支援技術の数々。これらはNEW オデッセイのキャラクターを決定づける大切な要素です。しかし、本来的なクルマの役目ともいえる、先の衝動を後押ししてくれる確かな走りがなければ、すべてが台無しになり、単なる人と物を運ぶ道具になってしまいます。
糸島半島はかつて朝鮮半島との交易における玄関口として繁栄。さらに伊勢神宮と深い関わりをもつ、筑前国(=福岡県西部)の信仰の拠点として機能していた櫻井神社があるなど、歴史的にも重要な場所でした。そのイメージが変わるきっかけだったのが、「日本の渚百選」のひとつとして選ばれたことです。そのころから、目新しいカフェが次々に誕生し、観光やサーフィンの名所として全国に浸透していきました。糸島市と隣接する福岡市から佐賀県の武雄市までを繋ぐ西九州自動車道のおかげで交通の便もよく、休日になると、九州の各地から多くの人がクルマで訪れ、賑わいを見せています。
ルートのはじめは見慣れた街の道路が続きます。雰囲気が変わっていくのは、国道202号を西にしばらく進み、今宿を過ぎたあたりから。段々と建物の背が低くなり、釣り場があることで知られている今津湾の橋を渡ると、一気に開放的な海の景色になっていきます。クルマの数が少なくなった道で、少しだけ速度を上げてみました。しばらくの間、周りの風景を眺めながら回遊した後、休憩がてら昼食をとることにしました。
訪れたのは、海を眺めながら食事が楽しめる二見ヶ浦そばのパームビーチレストラン。タリアータやピッツァ、パスタなど、カジュアルなイタリアンメニューを提供してくれるのですが、使われている食材はほぼすべて地の旬のもの。さざ波が起こす音、爽やかな風が流れ、南国にいるような感覚と糸島半島の豊かな環境が生み出したパワーを五感で味わうことができる贅沢なレストランです。
パームビーチレストラン
福岡県福岡市西区西浦286
TEL:092-809-1660
営業時間:11時00分~20時00分(秋冬)、11時00分~21時00分(春夏)
全4回の「本質を感じる知への旅」を通してわかるのは、NEW オデッセイがファミリーカーという位置づけの”ミニバン”の枠にとらわれず、多くのニーズに応えるために生まれたクルマであることです。見て乗って楽しいだけでなく、走りのポテンシャルも高い。その理由は安定感を与える、いわゆる足回りの装備にあったのです。
オデッセイと、糸島の絶景の楽しみかたとは? Honda NEW オデッセイの魅力とは?
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