Feature Art 「不在」「喪失」を赤裸々に表現するソフィ・カル。2020年12月に閉館する原美術館にて、伝説の個展を再び開催。

「不在」「喪失」を赤裸々に表現するソフィ・カル。2020年12月に閉館する原美術館にて、伝説の個展を再び開催。

写真・文:中島良平

1999年に原美術館で開催され、その赤裸々な表現が衝撃をもって受け入れられたソフィ・カルの伝説的な個展「ソフィ・カル『限局性激痛』」が、「『ソフィ カル―限局性激痛』原美術館コレクションより」として、2019年3月28日まで同館にて再び開催されています。

「不在」「喪失」を赤裸々に表現するソフィ・カル。2020年12月に閉館する原美術館にて、伝説の個展を再び開催。

「『ソフィ カル―限局性激痛』原美術館コレクションより」展示風景 © Sophie Calle / ADAGP Paris and JASPAR Tokyo, 2018

コンセプチュアル・アーティスト、フォトグラファー、映画監督、あるいは探偵。そんな風に称されるソフィ・カルは、1970年代後半よりテキストと写真で新たな境地を開きました。ある時はパリの街で知らない人を尾行し、ある時は知らない人を自宅のベッドに寝かせてアンケートを通じてコミュニケーションをとり、また近年の作品では、海を見たことのない人が初めて海を見る様子を映像に収めるなど、一筋縄ではいかない作風で知られるフランスの現代アーティストです。個展「『ソフィ カル―限局性激痛』原美術館コレクションより」が開催されている原美術館で、来日したソフィ・カルと、99年の個展を担当した学芸員で、現在館長を務める内田洋子さんに話を聞きました。

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Feature Art 「不在」「喪失」を赤裸々に表現するソフィ・カル。2020年12月に閉館する原美術館にて、伝説の個展を再び開催。